【フィギュア】中野友加里が語る衣装と音楽の「関係性」そして名プログラム「SAYURI」衣装作成秘話
『選手本人』『衣装』『音楽』の一体感は凄く大事なこと
毎年、世界各国多くのスケーターが大会に出場するなか、気になるのが、選手同士の「衣装被り」だ。
その点について、中野さんはこのように話す。
「それこそ『オペラ座の怪人』など、同じ曲想になってくると、どうしても衣装は被りがちですね。ただ、全く同じ衣装というのは、あんまりお見受けしないですね。
6分間直前練習の時に、同じ色が何人かいる、ということはあると思いますが、衣装自体が丸被りは今まで見たことがないので、デザイナーさんも気を遣っているのかなと思います。選手それぞれの魅力を引き出しつつ、オリジナリティを存分にアピールする衣装になっていると思います。」
さらに、衣装と音楽の関係性もあると中野さんはいう。
「わかりやすいのが、クラシックバレエ音楽ですね。『白鳥の湖』は羽がついていたり、真っ黒、真っ白ということが多いですし、『ジゼル』は、町娘の衣装というように、衣装を見ただけで、曲がわかることもあります。
ただ、わかりやすいのも凄く大事なんです。曲と衣装が合っていないと『ん?』と思ってしまったりとか、演技全体の見栄えも変わってくる。そういった部分で、『選手本人』『衣装』『音楽』の一体感って凄く大事なことかなと思います。それによってスケートリンク全体も一体感に包まれると思いますし、衣装も勝負する上で、一つの大事な要素です。」
このほか動画では、中野さんが遭遇した本番中の衣装ハプニングや、衣装との相性についても語っている。
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