「シバターの求心力はすごい」那須川天心を育てたRISE伊藤代表が昨今の格闘技界事情を語る

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――話題性のある選手を、という話で行くと、伊藤代表の認識では例えばボブ・サップは問題なしですか?
「ボブ・サップって最初は強かったじゃないですか。全然アリですよ」

――とくに2002年の日本初登場の頃は勢いがあって、大人気でした。
「曙にしてもその時は『競技』をやっていたじゃないですか、旧K-1でも。ルールを守ってやっていたじゃないですか。サップだって(K-1GPを4回制覇した)アーネスト・ホーストを倒したりしてたじゃないですか。(2002年8月、国立競技場での『Dynaimite!』で)アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラにパワーボムをして」

――あれはど迫力ファイトでした。国立競技場が揺れていた。
「彼は立派なアスリートですよ。途中からおかしくなっちゃいましたけど、それは甘い汁を吸わせるのが悪い。ポテンシャルはすごかったですよ。だって出てきた時はすごかったじゃないですか。こいつ化け物なんじゃないかと。」

――そう思います。
「だから、もったいないですよね。全然アリだと思いますよ。とくにヘビー級はね、あるんじゃないですか。だから『競技』に則っていればいいんですよ。その『競技』に合わせてみんなやっていたじゃないですか。K-1ならK-1、PRIDEならPRIDEっていうね。だから、そこに参戦してくる分にはしょうがないですよね」

――伊藤代表は、かつてはキックボクシングの元WMAF世界ウェルター級王者でありながら、今はプロモーター。何が一番大変ですか?
「選手上がりですけど、選手だけのことをやっていたらかたよっちゃうんですよ。人ってバランス。かたよったらダメなので。その塩梅が重要ですよね。僕も、ガチガチの格闘技は今の格闘技界の中では無理だと思うんですよ。本音言うと、KINGカズさんの息子(三浦孝太)さんにしてもシバター選手にしても求心力はすごいですよね。そこはプロとして必要な事。求心力と実力を兼ね備えた選手、それは天心、朝倉兄弟だったりしますけど、そういう選手をどんどんつくっていって輝やかしたいのはありますね。本物のスターをつくりたいですね」





[文:Show大谷泰顕]

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