MLBのウインターミーティング延期による「日本人選手移籍のリスク」とは
懸念される一つのリスクが、移籍市場が停滞し、大幅に遅延することだ。ただでさえ近年の移籍市場は以前よりも長期化し、年明けまで大型契約がずれ込むことも増えてきていた。ウインターミーティングの延期で移籍市場の動きが遅れれば遅れるほど、日本から挑戦する選手たちには不利に働く。
特にポスティングシステムは、申請から契約締結までの期間が30日間と決められている。その期間内に契約がまとまらなければ、次回申請は1年後のオフとなってしまう。従来の申請期間は11月1日から12月5日までだったが、日本もシーズン全体が大きく後ろ倒されたため、このほどNPB機構は申請期間を遅らせる交渉をMLB機構と始めた模様だ。
メジャー挑戦を真剣に検討するような選手たちは、NPBで実績を残しており決して若くはない。1年でも早く海を渡りたいのは全員に共通する考えで、1年遅れただけでも市場価値は概ね下がる。ただし、あまりに不安定要素が多いこのオフのメジャー移籍市場に勇気を持って飛び込むことができるのか。メジャー志望を公表していた選手たちの決断に注目が集まる。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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