佐々木朗希のメジャー挑戦機運がいまいち盛り上がらない理由 越えてもらいたい「ハードル」とは
今季はコンディション不良含め3度の離脱があった(C)Getty Images
ロッテ・佐々木朗希投手の契約更改は来年に持ち越されることになった。年内までに交渉がまとまらず、年明けに再度行われる予定となった。
佐々木朗は今春のWBCにも侍ジャパンの一員として出場、日本人最速タイ165キロをマークするなど、剛腕の名前を世界中にとどろかせた。
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またかねてからメジャー希望を持っており、今オフのポスティングシステムでのメジャー挑戦は実現しなかったが、今後も粘り強く球団とは交渉を持つと見られる。
ただ自身がいくら行きたいといっても、ポスティングシステムを利用したメジャー挑戦には球団、ファンの理解も必要となる。12年総額3億2500万ドル(約460億円)と投手として史上最高額の高評価を勝ち取ったドジャース・山本由伸はオリックスで3年連続投手4冠を果たす無双ぶりでチームのリーグ3連覇を支え続けた。
山本ほどの成績を残すのはなかなか難しいだろうが、プロ4年目にして未だ年間通して活躍したことがない佐々木朗のメジャー挑戦には、時期尚早の見方が付きまとうのも仕方がないことかもしれない。
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