なぜ白井球審は佐々木朗希のあの1球を「ボール」と判定してしまったのか
あるスポーツライターの見解です。
「完全試合の後に8回完全での降板とあって、あのオリックス戦には野球ファンも大注目していました。それで白井さんは張り切りすぎて、普通の判断ができなかったんじゃないか。球審はたまに『自分が試合を支配したい』という欲にかられると言います。有名なのが2007年夏の甲子園決勝、佐賀北対広陵です」
そして、こう続けるのです。
「広陵のエース野村祐輔の投げる低めの素晴らしい球を、球審はことごとくボール判定した。捕手の小林誠司が心底悔しがっていたのが印象に残っています。そして佐賀北に逆転満塁ホームランが飛び出し、『地方公立校が強豪私学を倒した』と世間は大フィーバーに。『がばい旋風』が吹き荒れました。あの時の悔しさをバネに、野村は明治大を経てカープへ、小林は同志社大、日本生命を経てジャイアンツへと入団し、現在も活躍しているのが救いではあります」(前述のスポーツライター)
そう考えると、球審に感情のコントロールを失わせてしまうほど、「令和の怪物」の存在は今、大きなものになっているとも言えるかもしれません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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