【ラグビーW杯】運命のアルゼンチン戦、日本が警戒すべきポイントは?藤田慶和が分析「10番にプレッシャーをかけたい」
日本代表は今夜、決勝トーナメント進出をかけてアルゼンチン代表と戦う(C)Getty Images
いよいよ運命の決戦が幕を開ける。日本時間10月8日の20時に試合開始を迎えるラグビーワールドカップ・プールD最終戦の日本対アルゼンチン。ともに2勝1敗で並ぶ両雄が、決勝トーナメント進出をかけて相まみえる。勝てば文句なしで突破が決まるこの大一番で、日本に勝機はあるのか。三重ホンダヒートで活躍し、日本代表31試合出場のキャリアを持つ藤田慶和に、アルゼンチン戦のキーポイントを聞いた。
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アルゼンチン戦はグループ突破が懸かった大一番。今大会で決勝トーナメントに進めるかもすごく大事なことですし、これから日本ラグビーが本当に盛り上がるか盛り上がらないか、熱を帯びるか帯びないかというのも、この試合も結構かかっている。それくらい大事な試合です。
大会前から、このアルゼンチン戦がグループ突破をかけた大一番になるんじゃないかという予想がありました。僕的にはワールドカップ前のテストマッチを見ているとイングランドの調子が悪かったので、アルゼンチンが抜けるのかなという気はしていたんですが、大会に入ってからのアルゼンチンはあまり調子がよくない。日本はサモア戦で調子を上げてきましたし、勝てるチャンスは十分あります。
日本としては、速いテンポのアタックが一つのキーになってくるんじゃないかと。それがしっかり続けられれば、試合を優位に運べるはずです。逆にFW勝負で負けてしまって押し込まれると苦しい状況が続くと思います。イングランド戦でも日本の速いアタックは通用していました。アルゼンチン戦でもジャパンのスピーディーなラグビーができれば、かなりチャンスは広がるはずです。