巨人を戦力外の宮国椋丞投手がDeNAに入団「スタートラインに立たせてもらったことに感謝」

タグ: , , 2021/3/15

 巨人で戦力外通告を受け退団していた宮国椋丞投手が、育成選手としてDeNAに入団することが15日に発表された。

宮国はオンライン会見で「ここからはい上がる気持ち。打倒ジャイアンツという気持ちでやっていきたい」と決意を口にした。

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 沖縄の糸満高から2010年のドラフト2位で入団。背番号は「30」が与えられた。かつて右の本格派としてエースを務めた江川卓さんが背負った番号。球団の高い期待がうかがえた。

 船出は順風満帆にみえた。1年目は2軍で体作り。2年目の2012年に春季キャンプで1軍に抜てきされた。オープン戦で好投を続け、開幕ローテーション入り。4月8日の阪神戦で初登板初勝利を飾ると、5月1日の広島戦では初完投初完封までマーク。このシーズンは右肩痛で一時離脱も、16先発して6勝2敗、防御率1・86という数字を残した。日本ハムとの日本シリーズでも第4戦の先発を任され、7回3安打無失点に封じた。

 続く2013年は20歳の若さで開幕投手を務めた。1988年の桑田真澄以来という抜てき。この年は3月にWBCがあり、内海哲也、杉内俊哉、澤村拓一という他の先発ローテーション投手が軒並み侍ジャパンに招集され、タイトな日程上、開幕投手が難しかったという事情もある。期待の菅野智之はまだ1年目のルーキーでもあった。それでもダイヤモンドの原石であり、素質の片りんをのぞかせ始めた弱冠20歳の宮国に、球団やファンの誰もが大きな夢を描いていたからこそでもあった。





 3月29日の広島との開幕戦。巨人での10年のキャリアにおいて、振り返ればこの瞬間が頂点だったのかもしれない。宮国は7回途中3失点で、勝敗は付かず。この年は結局17先発し、6勝7敗、防御率4・93と負け越した。右足のケガもあり、ポストシーズンでは出番なし。これ以降、宮国がかつてのような輝きをマウンドで放つことはなかった。

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