【中日】「二遊間のどちらかは取れる」 立浪政権から井上政権となって“息を吹き返す選手”に球界OBが着目「天性のものがある」

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 またもう一人のキーマンとして目を向けたのは同日の紅白戦で先頭打者アーチをかけた土田龍空だった。

 高木氏は同シーンを振り返りつつ、「バネがあるね、体が柔軟 器用さも持ち合わせているから、やっぱり相当な選手なんだよ」と高く評価した。

 具体的な変化として着目したのは「びっくりしたのは下半身の使い方が今までと全然違う」と、粘り強くボールを捉えられるようになっているとした。

 土田といえば、23年から2シーズン使っていた登録名「龍空」から今季は「土田龍空」に変更したことも話題を集めた。昨季は開幕を2軍で迎え、初昇格は6月。8月に登録抹消となると、17試合出場で打率.159と前年度から大きく出場機会を減らした。心機一転で臨むシーズンとなっている。 

 課題の打撃で改善が見られることで高木氏も「これぐらい激変しているんだったら、二遊間のどちらかは取ると思うよ」と明言。激戦区とされる二遊間のレギュラーに関して「可能性あるよ 打ち方は素晴らしく良くなっている」と称賛の言葉を続けた。

 また土田の持ち味は高い守備力にもある。その点に関しても高木氏は「守備は二遊間の中で田中(幹也)と双璧 龍空の身体能力、(ボールの)さばきかたは天性のものがある」とした。

 大事な内野守備の要である二遊間争いに関してはチーム内ではほかにも村松開人、福永裕基、田中などが定位置をめぐって、しのぎを削る。

 それでも高木氏は土田が本格覚醒を果たせば、「ベストナインも夢じゃない」と潜在能力の高さを認める。
 
 背水の陣となる今季、チームを勢いづける背番号「45」の攻守にわたってのけん引を期待したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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