侍ジャパンの現在地―、果たして「あの選手」は選出されるのか?
コロナ禍により開催問題に揺れる東京五輪。一方で野球の日本代表・侍ジャパンのメンバー選出においても様々な「誤算」が生じている。
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主力として期待される巨人・坂本は9日のヤクルト戦で右手親指を骨折。5回に一塁走者として相手捕手からのけん制に対し、帰塁する際に負傷し、復帰には1か月前後かかるとみられている。
投手部門では巨人のエース・菅野が右ひじの違和感を訴え、8日に登録抹消となった。3月末に足の違和感で抹消されたのに続き、今季はシーズンの早い段階で2度の抹消となっている。オフにはポスティングシステムによりメジャー移籍を目指し渡米したものの、契約合意には至らなかった。当初から調整不足を心配する声もあったが、現実のものとなった。
パ・リーグに目を転じても侍ジャパンのエースとして期待されたソフトバンク・千賀は4月6日に左足首じん帯を損傷し、夏季五輪は絶望。日本球界に復帰した楽天・田中将大はここまで4試合に先発し、2勝2敗ながら、8日の日本ハム戦では今季ワーストの8安打4失点で2敗目を喫しており、好不調の波が激しい。このままいくとオリックスの山本がエース候補となるが、いずれにせよ総力戦となる五輪では安定した力を持つ先発候補を何枚揃えられるかが勝負を分けるため、広島2年目の森下などにも熱視線が向けられている。