【Bリーグ開幕】シーホース三河、ポスト金丸と期待の角野23得点!新戦力の活躍で大阪に勝利
9月30日、2021-22シーズンが開幕したBリーグ。
緊急事態宣言が解除され、収容人数50%以内という条件はあるものの各会場には多くのファンが応援に駆け付け、選手たちに熱い視線を送った。
10月2日・3日の西地区初戦、シーホース三河は大阪エヴェッサと対戦。第1戦は3点差で惜敗したものの、第2戦は90対72と圧勝した。
三河、注目選手のひとりは角野亮伍。昨シーズンまで三河を牽引した金丸晃輔の跡を継ぐ選手として期待されている。その期待に応えるように第2戦でチーム最多23得点をあげ躍動。角野の今シーズンの成長が楽しみだ。
―試合結果―
2021年10月2 日(土)
大阪 〇 70–67 ● 三河
(三河通算成績0勝1敗)
1Q 大阪 22–17 三河
シェーファーのダンクで開幕。新加入選手も持ち味を披露
開幕戦のスターティング5は、#5コリンズワース、#18角野、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。新加入の#18角野、#19西田がスターターに抜擢された。
先制点は大阪に譲ったが、いきなりの古巣対戦となった#18角野がドライブで切り込み、そのリバウンドを#32シェーファーがダンクで押し込んで今季チーム初得点を挙げる。さらに#5コリンズワースが自ら運んでレイアップ、#19西田がポストアップからフリースローを獲得するなど、互角の入りを見せる。
開始4分、スティールから大阪#33ブラウンにダンクを決められ6-14とリードを許すも、#19西田が果敢にリングへアタック。新加入の#14ユトフが3Pシュート、ファストブレイクと連続得点を挙げて1点差に詰め寄る。
いいオフェンスを展開しながらも最後のシュートが決まらずスコアを伸ばせない中、#15根來がハードなディフェンスでバックコートバイオレーションを誘ってチームを鼓舞。残り30秒、新加入の#4細谷のアタックで17-18としたが、終了間際に大阪#25ニュービルに『4点プレー』を与えて、17–22で最初の10分を終える。
2Q 大阪 34–33 三河(大阪 12–16 三河)
二桁点差を許すも、1点差まで追い上げる
スタートは、#3柏木、#4細谷、#14ユトフ、#15根來、#54ガードナー。
大阪#25ニュービルの3Pシュートで先手を取られるも、#54ガードナーの連続得点で追走。しかしその後はオフェンスリバウンドで上回る大阪に主導権を握られ、開始5分に22-32と二桁リードを奪われる苦しい展開となる。
#19西田が執拗なマークで大阪#25ニュービルを苦しめて大阪の得点を止めると、#14ユトフの1on1、#18角野の3Pシュート、#7長野のフリースローで徐々に点差を縮めていく。残り1分に#54ガードナーのパワーアタックで再び1点差に迫ると、#3柏木がクレバーなプレーでファウルを誘ってフリースローで加点、1点差のまま前半を締める。
3Q 大阪 57–53 三河(大阪 23–20 三河)
最大11点のビハインドも、長野、ガードナーが攻守に奮起
スタートは、#5コリンズワース、#18角野、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。
立ち上がりから大阪に0-9のランを喫して、再びリードを二桁に広げられてしまう。開始3分、#54ガードナーのリバウンドでようやく得点を挙げるも、以降も大阪ペースが続く。残り4分に大阪#25ニュービルの3Pシュートを決められ、この日最大点差の11点ビハインドを背負うが、そこから猛追を開始。#14ユトフのドライブで息を吹き返し、#54ガードナーのユーロステップ、#18角野のバスケットカウントで4点差に押し戻すと、残り2分に#7長野の3Pシュートで49-50と肉薄。しかし大阪も簡単には逆転を許さず、4点のビハインドで最終Qへ。
4Q 大阪 70–67 三河(大阪 13–14 三河)
残り27秒に追いつくも、わずかに及ばず惜敗
スタートは、#3柏木、#7長野、#14ユトフ、#18角野、#54ガードナー。
大阪#25ニュービル、#24ハントを中心に失点を喫し、開始3分半55-63と8点のリードを築かれるが、#14ユトフがフェイダウェイをねじ込み、ファストブレイクから#7長野が#32シェーファーのダンクをお膳立てして食い下がる。
僅差で追随しながらも逆転できない時間が続く中、#7長野が攻守に存在感を発揮。残り3分半に緩急をつけたドライブでディフェンスを切り裂いて2点差に迫ると、残り27秒には#7長野のアタックから#5コリンズワースが決めて、ついに同点に追いつく。直後の大阪のオフェンス、粘り強いディフェンスで#25ニュービルの3Pシュートを落とさせたが、そのリバウンドを再び#25ニュービルに拾われてフリースローで勝ち越し点を与えてしまう。最後まで逆転を狙ったが、大阪の守備を崩せず、2季連続の白星スタートはならなかった。
シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一 試合後コメント
初戦ということでちょっとオフェンスが硬かった。肩に力が入りすぎていて、いつもは入るシュートが入らなかったと思います。ディフェンスについては、大阪さんを70点で抑えたということを考えると、去年に比べてだいぶ良くなったのかなと。
ただ、まだオフェンスが雑なので、チームで良いシュートを打つことにフォーカスして、明日に向けて切り替えて頑張りたいです。