B1リーグ・三河、気迫全開プレーで信州に勝利。GAME1の雪辱を果たす
4月23日(土)、24日(日)にBリーグ1部33節が行われ、シーホース三河は信州ブレイブウォリアーズと対戦した。
GAME1、序盤からシュートタッチと信州のハードなディフェンスに苦しみ、3Qまでに30点のビハインドを背負う展開に。三河は、最後まで意地を見せるも、劣勢を覆すことができず敗戦した。
GAME2は、立ち上がりからリズムを掴んだ三河が、前半二桁リードを奪う。3Qに一度逆転を許すも、最終Qに突き放して81–72で勝利。ローレンス Ⅱが19得点7リバウンド5アシストと攻守に躍動した。
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―試合結果―
2022年4月23日(土)
三河 ● 68 – 86 〇 信州
(三河通算成績 26勝20敗)
1Q 三河 5–19 信州
14点ビハインドの苦しい立ち上がり
スターティング5は、#4細谷、#9ローレンス Ⅱ、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。
両チームともに約4分間得点が入らない重い立ち上がりとなる。
信州のタイトなディフェンスにオフェンスのリズムが掴めない中、信州#11熊谷のフリースロー、#15 前田のカットイン、#55マクヘンリーの連続得点で0-8と走られる。
残り4分に#9ローレンス Ⅱの3Pシュートでようやく初得点を挙げるが、信州#8西山、#77岡田にアウトサイドから立て続けに決められて3-13と二桁ビハインドを背負う。シュートタッチに苦しみ得点を伸ばせない一方、#77岡田を起点にオフェンスを仕掛ける信州を止めることができず、14点のビハインドで最初の10分を終える。
2Q 三河 24–46 信州(三河 19–27 信州)
信州の得点を止められず、22点ビハインドで後半へ
スタートは、#3柏木、#7長野、#14ユトフ、#15根來、#54ガードナー。
#54ガードナーのバスケットカウント、#7長野のドライブで追い上げるも、信州に3Pシュートを決め返されて点差を縮めることができない。
#15根來の合わせ、#14ユトフのドライブで巻き返すが、信州#50マーシャルの連続得点で返上され、ターンオーバーから得点を与えて、自ら流れを手放してしまう。
タイムアウト明けに#19西田がドライブで反撃の狼煙を上げるが、その後は得点が伸ばせず。信州#19大崎、#12栗原に得点を重ねられ、残り1分半に信州#55マクヘンリーのファストブレイクで26点のビハインドを背負う。
#9ローレンス Ⅱのバスケットカウント、#54ガードナー、#32シェーファーのフリースローで食らいつき、22点差で試合を折り返す。
3Q 三河 41–71 信州(三河 17–25 信州)
ローレンス Ⅱが10得点と気を吐くも、流れを変えられない
スタートは、#4細谷、#9ローレンス Ⅱ、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。
円陣を組んで気合を入れ直して臨んだ後半。信州に#50マーシャルの3Pシュート、バスケットカウントで先手を取られるが、#54ガードナーが#19西田とのコンビプレー、アタックと立て続けに得点すると、#9ローレンス Ⅱもゴール下、フリースローの連続得点で続き、23点差まで押し戻す。
さらに#9ローレンス Ⅱはリバウンドで粘ってフリースローで加点、ドライブから#32シェーファーのダンクをアシストするが、それ以上のペースで信州に得点を許し、終了間際に信州#24ホーキンソンのアリウープで点差を30点に広げられる。
三河 68–86 信州(三河 27–15 信州)
ガードナー、シェーファーが意地を見せるも、劣勢を覆せず敗戦
スタートは、#3柏木、#7長野、#9ローレンス Ⅱ、#15根來、#54ガードナー。
開始早々#77岡田の連続で3Pシュートを浴びて36点のビハインドに。#54ガードナーがインサイドで強さを見せて連続得点を挙げるが、信州は#50マーシャルの3Pシュートですぐに返上して攻め手を緩めない。
#54ガードナーの3Pシュート、ファストブレイクの連続得点、#32シェーファーの3Pシュートで追撃。#19西田がドライブでこじ開けるが、3Qまでにつけられた30点差が重くのしかかる。
それでも#7長野と#32シェーファーの2メンゲーム、#14ユトフの3Pシュートとバスケットカウント、#19西田のファストブレイクで18点差まで追い上げ、意地を見せた。
シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一 試合後コメント
特に前半は体が動かないというか、シュートも入らないしディフェンスの脚もなくて、久しぶりにこのようなゲームになってしまいました。
後半は脚が動いてきて、だんだん尻上がりに良くなりました。今日は自分たちが情けない状態でしたが、明日は切り替えてしっかり勝って、次の試合に臨めるようにしたいです。
負けて下を向かないで、選手たちを励まして明日に挑みたいと思います。
信州ブレイブウォリアーズ 勝久マイケルヘッドコーチ 試合後コメント
久しぶりのゲームで、中止になったゲームの悲しみがあった分、色々な部分で楽しみと「始まってみないとわからない」という心配がありました。
出だしは何分か点が入らず、予想通りの錆が見えた部分もありましたが、ディフェンスで我慢し続けることができたのでリズムを取り戻すことができました。
明日に向けてもっと修正しなければならない部分もありますが、ディフェンスは我慢強くできましたし、久しぶりのゲームの割に我々のバスケットを遂行できた部分もたくさんあり良かったです。
久しぶりの試合で、信州ブースターがアウェーの三河に来てくださったことがとても心強かったです。