B1リーグ・シーホース三河、今季初の“愛知ダービー”は1勝1敗の痛み分けに終わる
3Q FE名古屋 56–48 三河 (FE名古屋 13–13 三河)
ガードナーのファウルトラブルもあり、攻撃のペースを上げられず
スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#19西田、#43イ、#54ガードナー。
#0オーガストの1on1で先制。#43イがアタックでフリースローを獲得し、#54ガードナーのリバウンドで追い上げるが、FE名古屋に3Pシュートで返上されて点差を詰めることができない。
開始3分半、#54ガードナーがファウルトラブルでベンチに下がる苦しい状況に。開始4分、FE名古屋#15川嶋のボーナススローで10点のビハインドを背負う。
#11久保田が3Pシュート、#19西田のドライブで食らいつくが、要所でミスが出て波に乗りきれない。アウトサイドシュートの確率も上がらない中、残り1分にFE名古屋#10杉本に3Pシュート時にファウルを与えて再びリードを二桁に拡大されてしまう。#54ガードナーの1on1で8点差に戻して、最終Qへ。
4Q FE名古屋 82–72 三河 (FE名古屋 26–24 三河)
FE名古屋の3Pシュートを止められず、“愛知ダービー“は1勝1敗の痛み分け
スタートは、#7長野、#10レイマン、#27石井、#43イ、#54ガードナー。
#54ガードナーがパワーで押し込んで連続得点を挙げるが、その度にFE名古屋に返上されて点差を縮めることができない。
#27石井がアンスポーツマンライクファウルを誘発。フリースローで加点し、FE名古屋#11ヘンリーをファウルアウトに追い込むと、開始3分に#10レイマンのパスに#54ガードナーが合わせて、61-57と4点差に迫る。
FE名古屋に連続3Pシュートで離されるが、#54ガードナーと#27石井のコンビプレーで得点を重ねて4点差まで盛り返す。
しかしオフィシャルタイムアウト明け早々、#54ガードナーがファウルアウトに。残り4分、FE名古屋#22ジョーンズの3Pシュートで73-63と二桁リードを作られる。
#11久保田、#0オーガストが最後まで勝ちにいく姿勢を貫いたが、追いつくことができず、82-72で敗れた。
シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン 試合後コメント
-今日の試合を振り返って
入りで苦しんだところはやはりあります。
前半に自分たちらしさが欠けてしまったところが結果につながってしまったんだと思います。3Qに取り戻しかけたシーンもあったんでが、それではFE名古屋さんに勝つには足りなかったということだと思います。
昨日この場でも話したのですが、非常にB1はレベルの高い競争の激しい場所ですので、同一カードで連勝することは簡単なことではないと申し上げましたが、その難しさが出たのが今日だったと思います。素晴らしいコーチ、選手のいるこのチームに勝つことの難しさを改めて学ばせてもらった今節だと思います。
ただ、逆に言えばそのことにチャレンジしていく価値のあるチームだと思っていますし、自分たちの目指していく成長の余地だと思っていますので、 そこをしっかりと次に繋げていきたいと思っています。
-足りなかった自分らしさ、とはどんなところでしょうか?
ハードさというところですね。特にディフェンス面でのハードさが前半部分に少し欠けていたと思っています。
後半にはその部分は取り戻せたところはあったのですが、3Qのオフェンスで苦しんで点差を縮められなかったところ、#54ガードナー選手のファウルトラブルというものも自分たちのゲームを難しくしてしまった要因かと思います。ただ、それも含めてゲームの一部ですし、長いシーズンの中ではそのようなことに対応していくことも求められていくものだと思います。
今日の試合が終わって7勝7敗ということで、選手たちにもその成績の話をしましたが、ものすごく酷い結果かというと、そうでもない。では望むべき戦績かというとそうでもなくて、自分たちは5割のレベルをどう超えていくのか、ステップアップしていくのかというところが次のチャレンジだと思いますし、安定感を持ってどう自分たちらしく40分戦っていくかというところが次のステップだと感じています。
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