B1リーグ・シーホース三河、今季初の“愛知ダービー”は1勝1敗の痛み分けに終わる

タグ: , , , , 2023/11/13

 シーホース三河は11月11日(土)、12日(日)、敵地の名古屋市稲永スポーツセンターでファイティングイーグルス名古屋と2連戦を行った。

 11日に行われたGAME1、序盤は相手に高確率に3Pシュートを決められるも、ディフェンスを修正して主導権を握り、チームオフェンスを遂行して逆転に成功。ホームのような大青援の中、エース・西田が要所を締めて、12点差で勝利した。

 12日に行われたGAME2、FE名古屋に高確率で3Pシュートを決められ、追い上げては突き放される我慢の展開が続く。ガードナー、久保田を中心に食い下がるも逆転には至らず、1勝1敗の痛み分けに終わった。

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―試合結果―
2023年11月11日(土)
FE名古屋 ● 77 – 89 〇 三河
(三河通算成績 7勝6敗)

1Q FE名古屋 28–22 三河

FE名古屋に確率良く3Pシュートを決められるも、6点差に追い上げる

スターティング5は、#10レイマン、#11久保田、#19西田、#43イ、#54ガードナー。

FE名古屋#18相馬のバスケットカウント、#8佐土原のリバウンドで5-0とビハインドからのスタート。#54ガードナーがカットインからダンクを決めて対抗するが、FE名古屋#18相馬に立て続けに3Pシュートを決められて11-2と出遅れる。

FE名古屋のディフェンスに手こずるも#11久保田がドライブで打開。#43イの3Pシュート、#27石井のアタックで徐々にリズムを掴み、残り4分に#43イの3Pシュートで17-12と盛り返す。

FE名古屋に連続3Pシュートでリードを二桁に広げられると、すかさずタイムアウトを取って修正。#54ガードナーのパワーアタック、#0オーガストのファストブレイクで6点差に詰め寄り、上向き調子で2Qへつないだ。

2Q FE名古屋 41–40 三河 (FE名古屋 13–18 三河)

ディフェンスから流れを作って一時は5点リードするが、終盤再逆転を許す

スタートは、#0オーガスト、#1中村、#7長野、#19西田、#54ガードナー。

#54ガードナーを起点に、素早いボールムーブから#19西田が3Pシュートを決める順調な滑り出し。ディフェンスの強度を高め、開始1分にスティールから#0オーガストが走って28-27と1点差に迫る。

FE名古屋はタイムアウトで流れを変えようとするも、#0オーガストの3Pシュートで28-30と逆転する。

その後は、FE名古屋に並ばれれば、#19西田のカットイン、#1中村のフリースローで突き放す一進一退のクロスゲームに突入。集中したディフェンスを継続し、FE名古屋#11ヘンリーのアタックを#10レイマンの豪快なブロックショットで止めるなど、相手にリズムを与えない。

#54ガードナーのリバウンド、#43イのフリースローでリードを5点に広げるが、終盤FE名古屋#22ジョーンズに3Pシュート2本を含む連続8得点を奪われ、41-40と逆転されてハーフタイムを迎える。

3Q FE名古屋 55–62 三河 (FE名古屋 14–22 三河)

攻守にチームバスケを遂行。レイマンの9得点などでリードを拡大

スタートは、#10レイマン、#11久保田、#19西田、#43イ、#54ガードナー。

FE名古屋#8佐土原の3Pシュートで先制されるが、#43イと#54ガードナーの2メンゲーム、#54ガードナーのリバウンドで同点に追いつく。#43イの3Pシュートで前に出るが、FE名古屋も#8佐土原の3Pシュートで対抗。膠着状態が続く。

#10レイマン、#0オーガストのカットインとコンビネーションで得点を重ね、#10レイマン、#27石井の連続3Pシュートでリードを二桁に広げる。

FE名古屋は#22ジョーンズの3Pシュートなどで巻き返すが、ボーナススローで得点を積み上げ、7点リードで最終Qへ。

4Q FE名古屋 77–89 三河 (FE名古屋 22–27 三河)

エース・西田が要所を締めて、12点差で”愛知ダービー“先勝

スタートは、#0オーガスト、#1中村、#7長野、#27石井、#54ガードナー。

FE名古屋は#54オマラ、#11ヘンリーの得点で反撃に出るも、#54ガードナーがインサイドで強さを発揮。#19西田のバスケットカウントで流れを渡さない。

アウェーの地まで応援に駆けつけたブースターの「レッツゴーシーホース」の大青援に、#0オーガストがスティールからのワンマン速攻、3Pシュートの連続得点で応え、残り4分に#19西田の3Pシュートで17点のリードを作る。

FE名古屋#21笹山の連続得点、#15川嶋の3Pシュートで点差を一桁に詰められるが、しっかりと時計を進めながら#19西田の3Pシュート、#54ガードナーのバスケットカウントでリードを保ち、残り39秒に#0オーガストがダメ押しのダンクを叩き込む。最終スコア77–89で“愛知ダービー”に先勝した。

シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン  試合後コメント

-今日の試合を振り返って
全体的には良かったと思います。試合の入りの8分間苦しんだ部分もありましたが、そこからディフェンスのインテンシティも上がっていきましたし、良いプレーができたと思います。自分は常々練習であれ、ゲームであれ、映像を見るミーティングであれ、全てにおいても「カイゼン」していこうと言っていて、今日の試合でもまた一歩成長することができた、そう感じられる試合だったと思います。

-1Qと2Qの変化がありましたが、どんな言葉をかけましたか?
自分たちのやるべきことをしっかりとやろう、ともう一度伝えました。
大きな役割、小さな役割がそれぞれありますが全ての選手にやるべきことがあり、それをしっかりと果たして欲しいと伝えました。そして選手たちはしっかりと受け入れてくれて、細かいところかもしれませんがそういったところのレベルが1段階上がったところが結果に現れたんだと思います。

正直最初の方は自分たちが予定していた以上にFE名古屋さんにシュートを決められましたが、それにもかかわらずゲームプランを信用してくれて、選手たちが忠実に遂行してくれたところに感謝しています。
FE名古屋さんは歴史のある素晴らしい選手、コーチのいるチームですので、そう言ったシュートが高確率で決まってくることも想定はしていましたが、そういうところも含めてやりきってくれた、三河のアイデンティティーであるバスケットボールをやり続けてくれたことが勝利に繋がったと思っていますし、やりきってくれた選手たちを誇りに思っています。

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