B1リーグ・シーホース三河、チャンピオンシップ出場に向けて中地区2位をかけた川崎との戦いは1勝1敗の痛み分けに終わる
シーホース三河は4月20日(土)、21日(日)、敵地の川崎市とどろきアリーナで中地区2位をかけた川崎ブレイブサンダースとの対決を行った。
Game1、前半最大15点のビハインドを背負うも、後半ディフェンスから立て直して、残り20秒に1点差まで迫ったが、逆転することができず。川崎に1ゲーム差に迫られた。
迎えたGame2。序盤からリードチェンジを繰り返す激しい展開に。後半にディフェンスの強度を上げると要所で3Pシュート沈め16点差で快勝、チャンピオンシップ出場に向けて大きな1勝をものにした。
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―試合結果―
2024年4月20日(土)
川崎 〇 69 – 65 ● 三河
(三河通算成績 32勝23敗)
1Q 川崎 24–19 三河
川崎の高さに運動量で対抗。一進一退の展開が続く
スターティング5は、#10レイマン、#11久保田、#19西田(優)、#43イ、#54ガードナー。
川崎に高さのミスマッチを突かれて#20ウィンブッシュの連続得点で先行されるが、#43
イのアシストで#11久保田、#54ガードナーが立て続けに得点して同点に追いつき、#19西田(優)のドライブ、#54ガードナーのフリースローで7-8と逆転する。
川崎に高さを強調されて再度リードを許すと、#32シェーファーをコートに送って対応。川崎の強度の高いディフェンスの前にオフェンスがやや重くなるが、#19西田(優)がダブルクラッチで打開してフリースローで同点に追いつく。
その後は川崎に先行されては三河が追走する展開が続く。川崎#0藤井に“4点プレー”を与えると、#32シェーファーがリバウンドからバスケットカウントで返上。川崎に#33長谷川3Pシュート、#7篠山にボーナススローを決められれば、#7長野がドライブ、3Pシュートの連続得点で食らいつく。
終盤、川崎#25アレンに3Pシュート決められ、5点ビハインドで1Qを終える。
2Q 川崎 43–32 三河 (川崎 19–13三河)
最大15点のビハインドを背負うも、反撃ムードで後半へ
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#18角野、#32シェーファー、#54ガードナー。
川崎のゾーンディフェンスに苦戦し、#33長谷川の3Pシュートなどで31-19と二桁リードを作られる。
川崎のファストブレイクに対し#19西田(優)が体を張ってオフェンスファウルを誘発。さらに#43イのスティールからのファストブレイクで#0オーガストがダンクを叩き込んで勢いづけるが、川崎#33長谷川の3Pシュートで突き放される。
残り3分半に川崎#25アレンのフリースローで36-21と15点のビハインドを背負うも、#0オーガストのドライブ、#11久保田のボーナススローで反撃。その後も#0オーガストのドライブで36-27と点差を一桁に戻す。
タイムアウトで修正した川崎に#0藤井の連続得点で点差を広げられるが、終了間際に#7長野の3Pシュートで11点差に追い上げて後半へつないだ。
3Q 川崎 57–48 三河 (川崎 14–16三河)
ガードナーの10得点などで3点差に詰め寄るが、連続3Pシュートで突き離される
スタートは、#10レイマン、#11久保田、#19西田(優)、#43イ、#54ガードナー。
#54ガードナーのアタック、#43イのドライブで7点差に追い上げる。ディフェンスから走る展開に持ち込むもシュートを決め切ることができず、川崎#22ファジーカスのバスケットカウントで二桁差に戻される。
粘り強いディフェンスを継続し、#54ガードナーのカットイン、バスケットカウントで追い上げると、残り5分に#10レイマンがダンクを叩き込んで49-43の6点差に詰め寄る。
川崎はタイムアウトを取るが、#19西田(優)のブロッックショットが炸裂。さらにスティールから#10レイマンがファストブレイクで加点して4点差に迫る。
さらに#54ガードナーの3Pシュートでワンポゼッション差とするが、川崎#33長谷川、#25アレンに立て続けに3Pシュートを決められ、9点ビハインドで勝負の最終Qへ。
4Q 川崎 69–65 三河 (川崎 12–17三河)
1点差に肉薄するが、逆転できず。ゲーム差1に迫られる
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#18角野、#32シェーファー、#54ガードナー。
川崎にファストブレイクで先制されるが、すぐに#0オーガストのダンクで応戦。#54ガードナーのアタックで追走するが、川崎も#25アレンの3Pシュートで簡単には流れを渡さない。
#18角野、#54ガードナーの連続3Pシュートで62-58の4点差に追い上げ、スティールから#54ガードナーがパワーアタックでフリースローを獲得してオフィシャルタイムアウトを迎える。
このフリースローを2本とも決めて2点差に。川崎が#0藤井のアシストで#22ファジーカスが得点すれば、三河は#19西田(優)と#54ガードナーのコンビプレーで返上と互いに引き下がらない。
川崎#22ファジーカスのフローターで点差を4点に広げられるが、残り20秒、#10レイマンが3Pシュート時にファウルを受けて得たフリースローを3本ともしっかりと沈めて、66-65の1点差に肉薄する。ファウルゲームに持ち込むが逆転することができず、69-65でGame1を落とした。
シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン 試合後コメント
前半、自分たちの望む形で試合に入れなかった点、2Qに自分たちのゲームプランがなかなか遂行できなかったところ、そしてターンオーバーの多さとファウルからのフリースローが試合を分けてしまったと感じています。
ただ、後半そういった苦しい状況から自分たちを取り戻してしっかりと戦い抜いてくれたことは収穫になると思いますし、明日につながると思っています。
-両チーム60点台の試合となりましたが、ロースコアゲームはチームのプラン通りでしょうか?
特に何点台のゲームにしようということはありませんでしたが、フリースローのミスや、レイアップを落としてしまった点などはやってはいけない想定でした。そこは自分たちが修正しなくてはいけない点だと思います。
もちろん川崎さんにはビッグマンが揃っているのでそこでの難しさはあったかもしれませんが、それでも決めきれるシュートは決めきらないといけないと思います。
ただ、先週の自分たちも同じような状況の中から勝利を掴み取ることができましたので、そういった経験を活かして明日の試合に備えたいと思います。