秋山翔吾が早くも「カープ愛」を語る理由 他球団も追い付けなかった「あのポイント」とは
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広島への入団が決まった秋山翔吾外野手(34=前パドレス傘下3Aエルパソ)が30日、本拠地マツダスタジアムで記者会見を行った。
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「自分のやるべき仕事は出塁。カープには成績が安定している選手も多いので、もう一回、しっかりレギュラーを取る」と抱負を語った秋山。背番号は9に決定、出来高払いを含め、3年総額5億円(金額は推定)の大型契約となった。
会見前にはフロントの言葉にも心を動かされたという。球団の松田オーナーから「(体が)ボロボロになっても2000本を打ってくれ」と激励された。
古巣の西武、ソフトバンク、広島と3つ巴の獲得戦となる中、秋山が入団の決めてになったと振り返るのは「鈴木本部長から2000本(安打)という言葉があった。チームを強くする責任のある人が個人の記録を気にしてくれるのは、選手にとっては幸せなことです」とキッパリ。残り524本とし、自身の目標でもあった2000本への思いを球団フロントが共有してくれたのが嬉しかったという。
古巣の西武も交えての争奪戦で圧倒的な不利な立場にあった広島が秋山獲得に至ったのは、このフロントを含め、「野球愛」があふれる現場にあった。また、本人ができるだけ長く野球をやりたいという気持ちをくんで、3年契約を提示したことも要因となった。