新庄ハム リーグ戦再開後わずか1勝の泥沼 背景にある「ちぐはぐ采配」とは

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 新庄監督率いる日本ハムが苦しんでいる。先月17日のリーグ戦再開後は10試合でわずか1勝の低空飛行。試行錯誤しながらチームを前に進めている新庄ビッグボスだが、ややちぐはぐさも目立つようになってきた。

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 29日の西武戦(ベルーナドーム)。チームは2ー6と敗れ、試合後は29打席連続無安打と絶不調の万波を「迷いがある人はいらない」と二軍落ちが決まった。試合前には西武主砲の山川を交えて「本塁打王講座」を行ってもらっていただけに、この日の試合でも2三振と積極的な姿勢が見せられなかったロマン砲にファーム調整を命じた。

 一方でこの日の試合では指揮官の選手起用にも注目があつまった。日本ハムは左打者を苦手としている左腕・エンスに対し、スイッチヒッターのアルカンタラを含め6人の右打者を並べたのだ。エンスのこの試合前までの被打率は右打者が1割3分2厘に対し、左打者は3割1厘。事前のデータでは圧倒的に左打者が優位と見られたが、新庄監督は勝負に出た。

 結果として、この日の試合、5回にエンスが降板するまでに放ったヒットは初回の松本剛の1本のみ、13者連続凡退を喫し、5回無失点で5勝目を献上するはめになった。この試合に関してはこんな声もある。





 「セオリー無視が新庄野球ともいえ、ここまで結果を示した部分もあった。しかし、ここまで負けが続くと、少し締め直す必要も出てくる。たとえば今回のオーダーに関してもコーチ陣にも意見を求めるとか、チームが同じ方向を向いて戦っているのかやや不安が残る」(球界関係者)

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