異次元の防御率ゼロ点台はなぜ持続? 桁違いの活躍を生む至高の技術 元MLB選手が分析する“投手・大谷”の真髄「球種の球速を操るのがとんでもなく巧い」

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大谷が戦うのは、相手だけでなく、想像を絶する投打二刀流の負担とも格闘が続いている(C)Getty Images

大谷が見せる技術面での“変化”

 ではなぜ、今季の「投手・大谷」は安定して抑え続けられるのか。すでに様々な見解が示される中で、興味深い意見で切り込んだのは、元MLB投手のアダム・オッタビーノ氏だ。

 現役時代にヤンキースやレッドソックスなど計5球団を渡り歩き、MLB通算195ホールドをマークした40歳の名投手は、MLB公式ネット局『MLB Network』の番組内において「今年のショウヘイはマウンド上での闘争心が本当に最上位クラスにある。明確な目標を持っていて、その達成に本気なって取り組んでいる」と指摘。桁違いの活躍を生んでいる集中力を称えた上で、技術面での“変化”に言及した。

「投球技術で言えば、球種自体は大きな変わりはない。ただ、全ての球種の球速を操るのがとんでもなく上手いんだ。たとえば、スイーパーなら80マイル(約128.7キロ)から88マイル(約141.1キロ)まで幅があるし、速球も94マイル(約151.2キロ)から100マイル(約160.9キロ)までほとんど自在に投げられる。つまり、彼は自分の投球の中に層を作っている感じなんだ」

 打者からすれば、同じ真っすぐでも球速差が生じれば、当然ながらボールの見え方は変わる。それが極端なものになればなるほど戸惑いは生じる。大谷はコントロールミスさえしなければ、打ち損じをさせる機会が増えるというわけである。

 投球の微妙な変化を作り出せる大谷の至高の技術力。そのレベルの高さを掘り下げるオッタビーノ氏は、「打者として打席に立つ経験が活きているんだと思う」と指摘。球界で唯一無二の二刀流がマウンド上でのアプローチ改革に繋がっていると分析した。

 では、大谷はこの先も抑え続けられるのか。防御率ゼロ点台の歴史的快投を続ける天才の今後をオッタビーノ氏は、次のように見据えた。

「普通に中5日で投げていくことも、かなりの負担がかかる。まして彼は本来ならリカバリーに充てるべき投げない日に打線の中心にいなければいけないからね。自身の中では、毎年それを続けていく準備が出来ているんだと思うけど、やはりどれだけ上手く休めるかがプラスにならない理由はない。休養日は長い目で見れば、必ず彼の助けになる。そうすれば、良い数字は出しつ付けられるはずだ」

 今まさに“無双”状態にある「投手・大谷」。仮にハイパフォーマンスが続き、怪腕ギブソンが残した偉大なる数字を超える日が来れば、一部で論争が展開されているサイ・ヤング賞の行方も異論の余地なくなるはずである。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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