なぜ大谷翔平をレブロン、メッシと同時起用? 米企業CMOが語った抜擢の背景「本当に象徴的なものにしなければ」
レブロン(左)とメッシ(右)とともにCMに起用された大谷(中央)。(C)Getty Images
スポーツ界の“象徴”と言えるような演出が話題を呼んだ。現地時間2月11日に米国のオーディオブランド『Beats』は、ドジャースの大谷翔平、レイカーズのレブロン・ジェームズ、インテル・マイアミのリオネル・メッシを出演させたCMを公開。豪華絢爛な3ショットに反響が相次いだ。
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高音質のヘッドホン、イヤホン、スピーカーなどで知られる同社がSNS上で公開した動画では、「鼓動」をテーマに、ラッパーのRZAが野球、バスケ、サッカーのスーパースターのそれぞれのキャリアをクローズアップ。大谷に関しては故郷・岩手の水沢駅や花巻東高のユニホーム、高校時代に記入していた目標達成への“マンダラ”が登場。「日本を背負い、アメリカンベースボールの顔となる」と謡われた。
各界のトップアスリートたちによる夢の競演。RZAの名調子も手伝って、CMはSNSなどで小さくない娯楽を生んだ。そんなエンターテインメント性に富んだ広告が生まれた背景は何だったのか。『Beats』のクリス・ソーンCMOは、米メディア『The Hollywood Reporter』のインタビューで「我々は、この広告キャンペーンを本当に象徴的なもの、製品にふさわしいものにしなければならないと、自分たちにかなりのプレッシャーをかけた」と強調。大谷、レブロン、メッシを同時抜擢したワケを語った。
「Beatsは常に予想外のことをやろうとしている。だからマーケティングにおいても、これまでにないようなことをやろうとしているんだ。それぞれ別のスパイクメーカーと契約している3人を、今回のような形で結びつけることができるブランドはいくつある? それができるのはBeatsだけだと思っているよ」






