「オオタニは疲れ果てている」正念場で満身創痍の大谷翔平 米メディアは“頼りっぱなし”のエ軍に懸念「解放すべき」

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険しい表情が目立ち始めている大谷。怒涛の活躍を見せてきた彼にも疲労はある。(C)Getty Images

 エンゼルスが正念場を迎えている。

 現地8月6日に本拠地で行われたマリナーズ戦に2対3で敗れて6連敗。借金も「1」となり、8年ぶりのポストシーズン進出から遠のいた。

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「我々はもう脱落したとみんなが思っているのはわかっている。それは構わない。ただ、26人の選手、スタッフはまだやるべきことがあることを分かっているし、諦めていない」

 フィル・ネビン監督は自軍を鼓舞したが、周囲の視線は冷ややかだ。米紙『New York Post』は、プレーオフ進出確率(米野球データサイト『Fan Graphs』が算出)が2.0%に落ち込んだ事実をふまえ、「今はエンゼルスの決断に不快さを感じるしかない」と糾弾。悲願のポストシーズン進出が望み薄であると厳しい論評を展開した。

 間違いなく苦境にあるエンゼルスにおいて、キーマンは、当然の如く大谷翔平だ。8月は投手としては1登板に終わっているものの、打っては好調を維持。打率.333、1本塁打、長打率.524、出塁率.440、OPS.964と状態は安定している。

 もっとも、稀代の天才にもここにきて疲労が見え始めている。今季はわずか2試合しか欠場のない影響もあり、身体に問題が現れる試合が目立っている。先発登板をした8月3日のマリナーズ戦では右手のけいれんによって途中降板をし、先月28日のブルージェイズ戦でも足のけいれんによって途中交代。まさに満身創痍と言っていい。

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