「トラウタニ」が足でも魅せた!エンゼルス・大谷翔平 ホームラン以外にも価値を高めた「神足プレー」とは
一方、この日、注目を集めたのは終盤の攻防にもあった。1-1で迎えた9回、無死からマイク・トラウトが四球で出塁すると、続く大谷も四球を選んだ。無死一、二塁となり打席には4番のブランドン・ドゥル―リー。迎えた3球目、二走のトラウトが走ると、息を合わせて大谷も続き、ダブルスチールを決め、チャンス拡大に貢献。最後は新加入のマイク・ムスタカスの打席で暴投があり、その間三走のトラウトが激走、ホームに生還し、2-1と劇的なサヨナラ勝利を飾った。
この勝利について試合後のフィル・ネビン監督はまず大谷のホームランに関して「ショウへイが今日とても手強かった投手の素晴らしい球を捉えた。彼はとても集中していた」と称賛。打線が抑えられていたシースに対して、甘く入ったスライダーを完璧に捉えた場面をたたえた。
その上で9回の攻防についても言及した。大谷が9回無死一塁から四球を選び、その後トラウトとダブルスチールを決めた場面を振り返り「あの(9回の)四球はとても大きかった。あれはなかなか見送れるものではない」とよく踏みとどまれたとした。続けて「そして塁に出たら足を生かした。彼はオールラウンドな5ツールプレーヤーだ」と称賛の言葉が止まらなかった。
打って投げて走って―、まさに野球の醍醐味を全身で体現し続けている大谷。米球界で定着した「ユニコーン」の暴れっぷりはまだまだ続きそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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