大谷翔平との対面は「不可能だと言われた」 “記念球”をキャッチした女性ファンが新証言 ド軍職員との交渉の内幕「悲しかった」
会心の一発が大きな反響を呼んだ大谷。しかし、舞台裏では予期せぬトラブルに見舞われていた。(C)Getty Images
大きな価値を持っていたであろう記念球が波紋を広げている。
現地時間4月3日に行われたジャイアンツ戦でドジャース移籍後第1号を放った大谷翔平。試合後の会見で「僕にとっても特別」と語ったボールを巡り、舞台裏で騒動が起きていたことを米スポーツ専門サイト『The Athletic』がすっぱ抜いた。
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右中間スタンドに叩き込まれた大谷のホームランボールを、幸運にもキャッチしたのは、アンバー・ローマンさん。夫のアレクシス・バレンズエラさんとともに観戦に訪れていた彼女は回収のために交渉を持ちかけた職員から手放すよう圧力をかけられたというのだ。
今回のような記念球は公式な認証を受けてから価値が出る。だが、ドジャース職員はローマンさんに対して「ボールを保持するなら認証しない」と断言。やむを得ずバット1本、キャップ2個、ボール1個というサイン入り道具との物々交換に応じるしかなかったという。
同メディアの取材で「私がとても大切にしているチームが、私たちに対して決断を迫ってきたことに失望している」と胸中を打ち明けていたローマンさん。一夜にして“渦中の人”となった彼女は、ドジャースの専門サイト『Dodgers Nation』の直撃インタビューでは、より詳細な交渉の舞台裏を赤裸々に語っている。
「ホームランボールをキャッチしてからセキュリティースタッフが私たちの方にやってきて、『こっちに来るように』と合図を送ってきたんです。だから、最初は何か悪いことをしたのかと思いました。すると彼らは『違うんです。ボールを捕ったあなたにご褒美をあげたい』と言いました。そこからブルペンのすぐ横にあるゲートまで連れて行かれました。その時すでに、私の夫や一緒にいた友人が一緒に傍にいることは許さなかった。『下がっていろ』と言われていました」