松井秀喜が“10年をかけた記録”も射程圏に 三冠王の可能性も浮上する大谷翔平の150号はMLB史に残る一打だった
偉大な記録はさらにある。大谷が150号を打つまでに要した試合数は「652」なのだが、実はこれもメジャー全体でもトップクラスの数字だ。というのも、過去に150号と75盗塁を達成した選手では、ウィリー・メイズ(598試合)、ホセ・カンセコ(630試合)、アレックス・ロドリゲス(646試合)に次ぐ史上4人目に速い達成者となったのである。
まさにヒストリカルな存在として己を誇示し続ける大谷は、目下、三冠王の可能性も視野に入れている。本塁打数はリーグトップであり、打率(.300/6位)と打点(56/1位タイ)といずれも上位に位置。もはや驚くほかにない状況である。
もしも、だ。大谷が「打者」としてメジャーで三冠王となり、「投手」として2桁勝利をあげたら世界はどう反応するだろうか。そんな異次元な想像を観る者に駆り立てさせる事実こそが、二刀流スターの凄みなのかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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