大谷翔平、投手とは思えない40号到達で“ルース超え” 二盗で59年ぶりの偉業も「今夜、すべてをやり遂げた」

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 さらにこの日は特大アーチも放った。大谷は右手のけいれんによって降板を余儀なくされていたわけだが、相手3番手右腕のアイザイア・キャンベルが投じた96.2マイル(約154.8キロ)の4シームを捉えた当たりは、打球速度106.7マイル(約171.7キロ)、飛距離390フィート(約118.9メートル)を計測。およそ降板した投手の当たりではない猛烈な打球を右中間スタンドに運んだ。

 惜しくもチームは9回裏に守護神カルロス・エステベスが逆転満塁弾を打たれて敗戦した。しかし、“異次元”の活躍を見せた二刀流スターへの賛辞は収まる気配がない。

 MLB公式サイトのサラ・ラングス記者は自身のXアカウントで「ショウヘイ・オオタニは、1964年5月7日のマッドキャット・グラント以来、マウンドに上がった試合で本塁打と盗塁を達成した初めての選手となる」と投稿し、大谷がわずか1日でやってのけた偉業を紹介。さらに米スポーツ専門局『ESPN Stats & Info』も「ショウヘイ・オオタニは今夜、すべてをやり遂げた」と絶賛した。

 ちなみに1シーズンに1つ以上の完封を記録した投手の最多本塁打数は、これまで1918年にベーブ・ルースが記録した「11」だった。すでに40号を放った大谷は“野球の神様”を遥かに凌駕しているのだ。なんとも恐ろしい選手である。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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