今季40号弾の大谷翔平は「最も恐れられる打者」 米データ分析会社「今季、走者なしでの敬遠はオオタニとジャッジだけ」
この日も敬遠攻めにあいながら、大谷は自己最速で40号に到達した(C)Getty Images
現地8月3日(日本時間4日)、エンゼルスの大谷翔平は本拠地で行われたマリナーズ戦に「2番・投手」で先発出場。投げては4回3安打無失点の好投を披露するも、右手けいれんのアクシデントで緊急降板。打っては8回の第4打席に今季40号の本塁打を放つなど、2打数2安打1打点2四球の活躍を見せた。しかし、守護神のカルロス・エステベスが最終回にマリナーズの8番打者ケイド・マーロに逆転満塁弾を献上し、チームは痛い敗戦を喫した。
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2-1とリードして迎えた8回の第4打席、大谷はマリナーズ3番手右腕のアイザイア・キャンベルが投じた内角の速球を強振し、強烈な打球を右中間スタンドまで運んだ。打球速度106.7マイル(約171.7キロ)、飛距離390フィート(約118.9メートル)を計測。豪快なアーチは大台到達となる今季40号となった。
今季は“異次元”の活躍を見せている大谷だが、この日放った40号でア・リーグ本塁打ランキングでは2位のルイス・ロベルト(ホワイトソックス)に11本差をつけた。本塁打ランキングのトップを独走する大谷はここ数試合、敬遠で歩かされる場面が目立っているが、この試合でも勝負を避けられるシーンがあった。
1点ビハインドの6回2死走者なしで第3打席を迎えた大谷は3ボール0ストライクになると、申告敬遠で歩かされた。走者がいないにもかかわらず申告敬遠で出塁するのは異例で、現地のファンからは大ブーイングが巻き起こっていた。大谷は出塁した直後に盗塁成功。自らの足で得点圏に進むと、3番・C.J.クローンが中前適時打を放って大谷が同点のホームを踏んだ。