大谷翔平の強打者ぶりを示す「.458」 今や“死角なし”の偉才に米識者も愕然「好調になったら勝負してはいけない」
6月に入ってから身体の状態の良さも感じさせている大谷。その打棒には日々驚くばかりだ。(C)Getty Images
大谷翔平(エンゼルス)の打棒が凄みを増している。
メジャー6年目を迎えた今季は春先こそ一部でスランプと言われるほどの不振があった大谷。だが、多士済々の米球界で「唯一無二」と評される偉才は転んだままでは終わらない。6月に入ってからすこぶる好調なのだ。
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調子の良さは何よりも数字が物語っている。6月は現地14日の試合前まで打率.417、5本塁打、12打点、長打率.875、出塁率.491、OPS1.366といずれもハイアベレージだ。特筆すべきは持ち味であるパワーを遺憾なく発揮できている点で、長打率から打率を引き、打者の純然たる力を現す指標「ISO」は、「.458」とリーグ屈指の数値である。
文字通り絶好調の大谷の驚異的なパワーには米識者も脱帽する。元メジャーリーガーで、現在はアナリストとして活動しているゼイビア・スクラッグス氏は、MLBの公式局『MLB Network Radio』の番組「The Leadoff Spot」に出演した際に「今の彼と勝負するのはとても難しい」とコメント。球界屈指の打力に賛辞を送っている。
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