大谷翔平への「投資は冷静にしなければならない」 NY紙ベテラン記者が論じた二刀流だからこその「無視できない」リスク
「オオタニという偉大さを手に入れることは同時に…」
さらにシャーマン記者は「オオタニが投げられなくなったら外野をやればいいというのは野心的すぎる。2度目のトミー・ジョン手術が必要な場合、外野をやらせても肩や肘への負担を考えなければいけない」とし、大谷を獲得するリスクの大きさを指摘した。
無論、球界のためにも成功は願っている。シャーマン記者も「もちろん私はすべてがうまくいくことを願っている。彼が超一流の二刀流選手として順調に回復することを、だ」と論じる。そのうえで長年メジャーリーグの酸いも甘いも見てきたからこそのシビアな見解も記している。
「しかし、オオタニの今の状態に対する不安は、お金を使う側にとって無視できるものではない。長期契約は素晴らしいものではある。しかし、オオタニという偉大さを手に入れることは同時に、二刀流という大きなリスクも担うのだ。彼がいなくなっても問題のないロースターを作れる投資力を約束するオーナーがいない限り、どの組織も彼と契約すべきではない」
球界で一大センセーションを巻き起こしてきた大谷の二刀流という“リスク”を背負える球団はどこか。今後の動向は大きな注目を集めるのは間違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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