「最善の策とは思えない」エ軍GMが明かした大谷翔平の“検査辞退”発表に賛否!「これでもエンゼルスの責任か」
右肘靭帯損傷の大怪我を負った大谷(左)。当人と球団のやり取りを、ミナシアンGM(右)が明かした。(C)Getty Images
世界を騒然とさせたアクシデントの舞台裏が明かされた。現地8月26日、敵地で行われるメッツ戦を前にエンゼルスのペリー・ミナシアンGMが緊急会見を実施。そこで今月23日に右肘側副靭帯の損傷が判明した大谷翔平が、故障前に検査を受けていなかった理由を明かした。
「ここ数日、検査について多くの問い合わせを受けた。検査を受けたのは、怪我を感じた後だ。我々は今月初めに検査を受けるよう提案したが、オオタニと代理人が辞退した」
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そう赤裸々に明かしたミナシアンGMは、「これは信頼の問題だ。ここにいる選手たちと私は3年も一緒に仕事をやってきて、私たちのやり方で3シーズンいい形で過ごせていた。私は(そのやり方に)後悔していない」とも吐露。事前に何らかの対処を講じ、大谷の怪我を防ぐべきだったという周囲からの批判をはねのけるように語った。
さらに「彼より信じている選手はいない」と強調したミナシアンGM。ただ、あくまで選手ファーストであるというエンゼルスの態度には、やはり厳しい声も飛んでいる。米メディア『Barstool Sports』などで執筆しているジャレッド・カラビス記者は自身のX(旧ツイッター)において、「僕は間違っているかもしれない」と前置きしたうえで、「エンゼルスが長期的な作戦として、ショウヘイ・オオタニを引き留めるうえで、これが最善の策とは思えない」と指摘した。