強打者だからこその“ジレンマ”――投手・大谷の復帰に向けた悩みをド軍GMが告白「普通の投手のようにリハビリはできない」

タグ: , , , 2025/2/2

 米紙『New York Post』のポッドキャスト番組「THE SHOW」に出演したブランドン・ゴームズGMは「6人での先発ローテーションはもう決定事項なのか」との問いに「我々が1番手から6番手を明確に区別するかはまだ分からない」と回答。明言こそ避けたものの、「自分たちには十分な先発投手の層がある。そのおかげでショウヘイの様子を見ながら順応させられる」と明かしている。

 さらに「オオタニが二刀流でプレーできるようになれば、編成的にも8人のブルペン体制をできる。これは大きなメリットになる」と断言するゴームズGMは、「具体的にいつオオタニは先発として投げられるのか」という質問には、次のように答えている。

「とにかくリハビリの各段階を確実にクリアさせることを最優先にしている。当然ながらすべての準備が整って、ライブBP(実戦形式の投球)も問題なくこなせるようになれば、復帰できると思う。ただ、彼の場合は特殊だ。状況を見極めながらプロセスを進めていく必要があるんだ。なぜなら普通の投手のようにリハビリ登板はできないから。

 彼はDHとして出場を続ける。それもチームにとって欠かせない打者だ。だから、ある程度の見通しは立っているけど、我々としても前例のないケースだと言える。ここからは本人の意見を尊重しながら、最適なプランを考えていくよ」

 昨季に史上初となる「シーズン50-50(50本塁打・50盗塁)」をやってのけた大谷。そんな強打者だからこそ、シーズン中にスタメンから外すことは難しく、マイナーなどでのリハビリ登板は慎重にならざるを得ない。ゴームズGMの“悩み”は、偉才だからこそのジレンマと言えよう。

 異質なジレンマと向き合いながら、あらゆる計画を練るドジャースは、「投手・大谷」のためにいかなる最適解を見出すのか。その行方は新シーズンの小さくない関心事となるのは間違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】大谷翔平の同僚右腕「クレイジーな事態だよ」 「時間を割いてここに来てくれた」スーパースターの“心遣い”に感心

【関連記事】水原一平被告が判事に求めた慈悲 裏切った大谷翔平とデコピンを“支えた”愛妻に送った言葉「ひどく後悔しています」

【関連記事】「翔平のお金を使う以外に方法がなかった」――水原一平被告の懺悔 判事に明かした大谷翔平の資金を不正使用した“切実な理由”

関連記事

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP ユメロン黒川:寝姿勢改善パッド「nobiraku」 寝ている間が伸びる時間

腰が気になる方!腰まわりの予防に、試してみませんか? 寝ている間が、ととのう時間。 nobirakuはパフォーマンス向上の為の“大人のお昼寝”にも最適!

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム