大谷翔平のエンゼルスが球団売却検討 過去にはあの「夢の国」がオーナー企業だった

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(C)Getty Images

 二刀流の大谷翔平が所属する大リーグのロサンゼルス・エンゼルスのアルトゥーロ・モレノ球団オーナーが23日(日本時間24日)に球団売却を検討していると発表した。「この難しい決断は熟慮するに値するものだったが、私と家族は最終的に今がその時であるとの結論に達した」との声明を出しているが、このまま売却に至る見通しだ。

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 モレノ氏はアリゾナ州出身のメキシコ系米国人で広告業で成功し、エンゼルスが初めてワールドシリーズ制覇を果たした2002年の翌年に球団オーナーに就任。20年近くにわたって球団経営に携わってきたが、大型FAなどで有力選手を次々と獲得するも2015年以降はポストシーズン進出がなく、今季も大谷、トラウト、レンドンら強打者を擁しながらア・リーグ西地区4位と低迷している。

 もともとエンゼルスは大リーグ屈指のエンターテインメント系の色が強い球団だった。モレノ氏がオーナーに就任するまではディズニー映画でおなじみの「ウォルト・ディズニー・カンパニー」がオーナー会社だった。ワールドシリーズ制覇の祝賀パレードもディズニーランドで行われた。本拠球場のエンゼルスタジアムの中堅フェンス奥にある岩山のオブジェもディズニーが経営していた時代の名残だ。

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