大谷2年9億円で合意!ゴネて当然のメジャーと「ゴネ損」にしかならないプロ野球

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◆00年オフ 下柳剛(日本ハム)
選手希望額 1億5000万円
球団提示額 1億3750万円
調停額   1億4000万円

◆10年オフ 涌井秀章(西武)
選手希望額 2億7000万円
球団提示額 2億2000万円
調停額   2億5300万円

 球団提示より増額を勝ち取ったのは高木、下柳、涌井の3人。それよりも注目すべきは5人全員が数年後にチームを退団していること。落合と涌井はFAだったが、野村と下柳はトレードで放出された。高木は調停の翌年オフ、若返りを理由に球団から自由契約を言い渡され、日本ハムへ移籍した。

「驚いたけど、やっぱりなという気持ちもありました。もめようと思って、もめたわけではない。選手の権利として言うべきことを言ったまで。口やかましい選手はいなくなるもんですよ。解雇の原因になったのは間違いない」と高木は振り返っている。

「ゴネていいことはほとんどない。球団とモメると、成績が悪かった時に大幅に年俸を下げられたり、トレードに出されたり、クビを切られやすい。実際そういう選手を何度も見てきました」とはある球界関係者の話だ。

 プロが評価されるのはお金だけ。だがお金でもめると、球団からは厄介払いのように扱われ、世間からも悪いイメージでみられがち。かといって、調停までして大幅アップした例は、日本球界では1度もない。

 調停申請をきっかけに破格条件も引き出せる、夢のあるメジャーと違い、プロ野球の銭闘はもめても「ゴネ損」にしかならない。





※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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