大谷カメラ導入に地元ファンが賛否両論のなぜ?
エンゼルスの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、敵地で行われたドジャース戦に代打出場。2―8で迎えた8回2死二、三塁で代打出場すると左腕ブルールに四球を選び、そのまま右翼の守備についた。
ここ最近はお疲れモードでマドン監督も「休養が必要だ」と認めていた大谷は、敵地で行われたドジャース3連戦ではDH制がないインターリーグ(交流戦)とあって、3試合とも代打待機となった。7月28日(同29日)のロッキーズ戦の試合中にファウルボールを右手親指に受けて以降の11試合で29打数4安打1打点。ノーアーチはこの日で今季最長の11試合に伸びた。同日に35号を打った2位のゲレ―ロジュニア(ブルージェイズ)には2本差に迫られている。
一方、この日注目を集めたのは、地元テレビ局「Bally Sports West」が初めて「大谷カメラ」を導入したこと。
この日8回表の代打出場後、大谷は8回裏からライトの守備についたが、その様子を画面右下にワイプで放送。日本ではNHKーBSがベンチ内での大谷の様子を伝えることが「大谷カメラ」などとして日本ファンに大好評で、ついに現地でも導入された格好だ。
同局が公式ツイッターでもこの場面の映像を投稿すると、ファンからは「最高!」「ありがとう!」「これからもずっと放送して!」と好意的な意見が多かった。
過熱する本塁打王争いには地元ファンだけでなく、全米のメジャーファンも大注目。チームがポストシーズン進出がほぼ、絶望的とあって「エンゼルスファンの希望は大谷のホームランキングだけだ!」と、大谷への期待はこれまで以上に大きくなっている。「大谷カメラ」はそのような声に応えてのものとして考えられる。