大谷 好投も勝ち星つかず 10勝到達に必要な「2つのポイント」とは
一方で勝つためには、自身が打つ必要もある。この日は相手右腕モンタスを打線が攻略できず、7回1安打無失点に封じ込められた。6回先頭の第3打席は大谷もセーフティバントを試みるなど、何とか塁に出ようとしたが、失敗。この日は2打数無安打に終わった。チームは終盤にきて、若手のアデルも故障者リスト入りして残りシーズンは出場せず。トラウト、レンドンなどの主力に加え、若手の有望株も欠く事態とあって、大谷の打棒に期待がかかる。
さらに乗り越えるべくは「100球の壁」だ。この日は8回を投げ108球で降板となった。「最近の大谷は100球が降板のメドとなっているが、やはりそのあたりになると制球力も落ちてくる。本人が長く投げたいというのならば、100球を投げても安定した投球を見せることが大事になってくる」(メジャー関係者)。
この日、8回に4番のキャンハにスプリットが高めに抜けて死球となったのも、ちょうど101球目だった。投手として9回を投げ切るのであれば、「打たせて取る」省エネ投球を行いつつ、「100球の壁」もはね返さないといけなくなってくる。
残り試合もあとわずか。「(二刀流として)シーズンを健康で最後まで終わるのが1番の目標」と語る大谷のラストスパートに期待したい。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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