大谷 好投も勝ち星つかず 10勝到達に必要な「2つのポイント」とは
エンゼルスの大谷翔平投手(27)は19日(日本時間20日)、本拠地で行われたアスレチックス戦に「2番・投手」で先発出場。8回5安打2失点108球を投げ、今季3度目の10奪三振を奪う力投も、勝ち星つかず。103年ぶりとなる「2桁本塁打&2桁勝利」にあと1勝となっているが、節目の10勝は次回登板にお預けとなった。
【動画】8回、二死満塁のピンチにチャップマンからスプリットで10個目の 空振り三振を奪い、渾身の雄たけびを上げる大谷
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この日の大谷は1発に泣いた。3回先頭の8番ゴームズに中越えソロを浴びると、4回にも6番チャップマンに中越えソロを打たれた。右打者に制球の甘くなったスライダーを同じように捉えられ、悔し気な表情を浮かべる場面も。
一方、最多タイとなる10三振を奪ったのは宝刀スプリットの力が大きかった。最近の試合では序盤はカットボール、スライダーで試合を組み立てていたが、この日は最初からスプリットを多投。圧巻は7回の投球だ。7番から始まる打順でまずはブラウンを143キロのスプリットで空振り三振に斬って取ると、続くゴームズ、アンドルスも全てスプリットで三者連続三振を奪う。
8回も二死三塁のピンチを迎えながら、この日本塁打を許したチャップマンにスプリットで10個目の空振り三振を奪うと、渾身のガッツポーズと雄たけびで締めくくった。
今回の登板は右ひじの張りで中8日での登板となったが、大谷は試合後、「(患部は)問題なかった。球数を抑えていたら、9回も行きたかったぐらい」と相変わらずタフネスぶりをアピール。103年ぶりの記録到達のチャンスは残り試合数を考えるとあと2試合となった。