MVP前哨戦で大谷敗れるも逆転ある! [選手間投票]=[記者投票]ではない
21年の大谷がそうだったように、MVP選手10人中8人が選手間投票と、記者投票で一致。近年の傾向でいえば、80%の高確率で記者投票MVPもジャッジで決まりとなるが、20%は別の選手が受賞しており、絶対ではない。大谷の低評価に、異論の声が米国内SNSで噴出しているのも事実だ。
逆転の可能性があるとすれば、独特の選考方法だろう。大リーグではどの記者が誰に投票したか公開されるシステム。各リーグの本拠地がある15都市から記者協会所属の2人ずつ持ち回りで選ばれ、順位をつけて投票する30人の合計ポイントによってMVPが決まる。
投票が公開される記者には、責任がある。その人の価値観が投票の数字に反映される。世論に流されず、今季の突出したジャッジの活躍より、歴史に残る「オンリーワン」の大谷を評価する記者が少しでも多く選ばれているとすれば、勝負の行方はまだわからない。
下馬評も、データも、かなり不利。リアル二刀流はやって当たり前、昨季ほどのインパクトも新鮮さもない…そんな外野の声を吹き飛ばす大谷の大逆転ホームランに期待したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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