大谷と侍ジャパン・稲葉監督を結ぶ「鉄板ルーティン」の存在とは
大谷にとって指揮を執る侍ジャパンの稲葉監督は日本ハム時代の先輩であり、今も大事にしているルーティンで影響を受けた縁もある。それは、「球場でのゴミ拾い」。花巻東高校時代から運を引き寄せる意味でも大事にしているルーティンだが、プロ入り後は、稲葉氏が見せた「ゴミ拾いへの姿勢」が強く印象に残った。
「大谷は入団当時からルーティンとして球場でのゴミ拾いに取り組んでいたんですが、ある試合で稲葉さんが外野守備から帰る際にサッとベンチ前でゴミを拾う姿勢がとても格好良くて印象に残ったそうです。いわば、やらされているのではなく、自然に取り組んでいる姿勢ですよね。それからより強く意識して、ゴミ拾いに取り組むようになったらしいです」(球界関係者)
稲葉氏から影響を受けたのはそれだけではない。「チームメートへの気遣い」もその1つだ。
2013年の入団から2シーズンをチームメートとして共に過ごした。ゴミ拾いを含め、常に日頃から周囲を気遣うなど、主力としてのふるまいを欠かさない同氏には尊敬の念を抱いてきたという。14年10月に行われた引退試合には大谷も登板。先発し2回無失点、162キロをマークするなど、花道を飾った経緯もある。
その侍ジャパンは今夜行われる米国と準々決勝で対戦する。勝てば悲願の金メダル獲りにぐっと近づく大一番。先発は日本のエース、田中(楽天)が登板する予定だ。ガンバレ、ニッポン! 自身の戦いを続ける大谷も指揮官への思いを胸に声援を送るはずだ。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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