「これを打てるなら奇跡だ」二刀流・大谷翔平の“速すぎる”変化球を米絶賛!待望の一発はお預けに
力投を見せ6回を2失点でまとめた大谷。打者としてはノーヒットに終わったが、投手としての仕事は果たした。(C)Getty Images
現地時間5月18日、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は、敵地で行われたテキサス・レンジャーズ戦に「3番・投手兼DH」の二刀流でスタメン出場。6回を投げ、94球、6安打、2失点に抑える力投を見せた。打者としては、第1打席はファーストゴロの併殺、第2打席は空振り三振、第3打席はセカンドゴロ、第4打席はサードゴロと、9回まで4打数無安打。延長に迎えた第5打席も空振り三振に終わり、待望の一発は放てなかった。試合は延長戦の末に、5-6でレンジャーズに敗れている。
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同地区対決となったレンジャーズ戦は、2連敗と負け越しており、何としても1勝しておきたいエンゼルスは、ここまで調子の良い大谷を先発に起用。前回登板では相手打線を2安打に抑える快投を見せた背番号17には、この日の試合にも大きな期待が寄せられた。
そんな大谷は初回、ヒットと四球でピンチを迎えるなど、コントロールに苦しむ。しかし、自慢の豪速球で相手打線をねじ伏せる、さすがのピッチングを披露。続く2回はダブルプレーも絡んで無失点、3回は三者凡退に抑えるなどストレートを主体に試合をつくった。
前回登板では味方打線の援護に恵まれなかった大谷だったが、この日は2回にジャレッド・ウォルシュ、4回にマイク・トラウトのソロホームランが飛び出すなどバックアップを得る。
だが迎えた4回、2つの四球でピンチを招くと、相手の5番ヨナ・ハイムに投じた初球の100マイル(160キロ)のストレートを詰まりながらもレフト前にポトリと落とされ、初失点を喫した。その後もピンチは続いたが、そこは昨年MVPの貫禄で、動揺することなく三振に抑えるなど、最小失点で切り抜けた。