「中田の呪い」は存在するのか 中田加入後の巨人と日本ハムの対照的な影響とは
当然、中田の加入で出番を減らした選手や、チャンスが摘まれた若手がいる。ただでさえ腫れ物に触れるような扱いで、周囲が気を使うなという方が無理。そして一部では巨人ファンを辞めることを宣言する元G党が相次ぐなど、世間からの目も厳しさを増した。
逆に日本ハムは中田という重しが取れてノビノビ野球に転換。野村佑希ら将来を嘱望される若手たちが、消化試合には不釣り合いな高いモチベーションをプレーで示している。
3連覇へのウルトラCかと思われた世紀のトレードも、ここまでは大きくアテが外れた巨人。このままV逸に終わるようだと「中田の呪い」としてファンの脳裏に刻まれかねない。呪い、というとオカルトのような類を頭に浮かべる方も多いかもしれないが、そうではない。中田の思い、加入した大砲を受け入れる巨人選手たちの思い、中田が去った後の日本ハム選手たちの思い、そして必死に応援してきたチームに裏切られたかのように感じているファンたちの思い。それら無数の思いが、モメンタムとしてペナントレースに大きな影響を及ぼすのだから、その全てを一言で言い表すのなら「呪い」という言葉が当てはまる。そして残念ながら中田加入後、巨人がそれまでより厳しい戦いを強いられ続けていることだけは、確かな事実だ。
●9/26(日)巨人vs阪神戦 巨人軍の足のスペシャリスト「鈴木尚広」さんとオンライン酒飲み観戦!
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
・今すぐ読みたい→
中田電撃移籍で思い起こされる巨人への過去の無償トレードとは
とうとう「身内」から批判も!巨人・丸 指揮官が「二軍落ち」を決断できない理由とは
巨人・丸は「第2の村田」となるのか、思い起こされる「神宮事件」とは