巨人・中田 移籍後初! 笑顔付きの「わっしょいポーズ」披露! その裏にある心境の変化とは?
これで波に乗れるか。巨人の中田翔内野手(32)は「7番・一塁」で先発出場した23日の広島戦(マツダ)の2回に先制の2号2ランをマーク、これで巨人移籍後は2本目の本塁打となった。9月に入って未だ連勝がなかったチームにとってもようやく初の連勝、24日からの阪神3連戦(東京ドーム)に勢いをつけて臨む。
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0―0で迎えた2回、二死一塁で打席に入った中田は相手左腕の玉村が1ボールから投じた真ん中高めの直球を見逃さなかった。代名詞ともいえるフルスイングで左中間スタンドに叩きこむと、ゆっくりとダイヤモンドを一周。ベンチに戻ると、チームメートとみこしをかつぐ、恒例の「わっしょいポーズ」も披露。しかも、これまでの中田には見られなかった笑顔がはじけていた。
笑顔付きのわっしょいポーズはチームの一体感を高めることになったが、それ以上に大きかったのが、「ようやく一軍でも笑顔が見られました。ここまでの経緯、打撃不振もあり、どうしても表情が曇りがちだった。本人も『笑顔は見せられない』と思っていた節もあるがあのホームランでまだぎこちなさはあるが、笑顔を出せた。ここから乗っていける」(球界OB)と、中田本人に心境の変化が感じられたことだ。
この『笑顔効果』の好例は今シーズンでいえば、大リーグ・エンゼルスの大谷翔平だろう。
大谷が今季二刀流として成績を残している背景には「感情を表にしっかり出すようになったことも大きい」と、現地メディアでも報じられていた。あの「大谷スマイル」は自身のパフォーマンスを向上させるためのメンタル操縦術でもあったというのだ。