“狙われた”今永昇太の直球 メッツ強打者たちが明かした日本人左腕攻略の舞台裏「彼のベストピッチだからこそ」

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 それは当人たちの言葉を聞いても明らかだ。初回に今永の出鼻をくじく一発を放ったマルティネスは、ニューヨークのスポーツ専門局『SNY』で「前回の対戦より直球にキレがなかった。イマナガは素晴らしい直球を持っているし、それが彼のベストピッチだと思うんだ。だからこそ、こっちも準備しておかなきゃいけない」と告白。さらにメッツを率いるカルロス・メンドーサ監督も「うちはイマナガの直球を封じたんだ」と自慢げだ。

 実際、この日は今永のボールにキレの悪さが目立った。4シームの平均球速は今季91.8マイル(約147.7キロ)だったが、90.1マイル(約146.1キロ)と低下。一方でカットボールやスプリット、カーブなども1キロ以上も減速し、勝負できる球を見いだせなかった印象である。メンドーサ監督が「直球はしっかりと準備をしていた。とくにゾーンに入ってきた直球は打てるようにしていたよ。初回から実行できていたアプローチは素晴らしかったと思う」と誇らしげに語るのも無理はない。

 今後、ライバルと再戦する機会も増えていく中で、今永はいかに攻略法を見出すのか。30歳の“新人左腕”の真価が問われる夏となりそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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