オリックス戦で惜しくも敗れた村上頌樹に日本一の投手コーチから期待の声「エースの使い方」や「ローテーション」にも言及
続けて佐藤氏は「僕もコーチを経験してきて、先発を決める時は相手ピッチャーのことも考えるんですけど」と前置きしながら「今の村上であれば70~80%は勝てる可能性はある実力は持っている。山本と当てたのはどうなのかなという気もする」と語っている。ローテーション通りではなく、村上で勝利するため登板日を移動させる選択肢も考慮すべきと見解を述べながら「首位にいるからこそ、なおのこと確実に白星に繋がる投手起用が必要」と主張。
一方で佐藤氏は「今後、阪神の柱になっていく上ではこういう試練もある」として、村上のさらなる成長のためのゲームだったとも指摘し「相手のエースと投げ合って勝てるようになって初めて、チームの柱になれる」と話している。
さらに「エースという立場はまだ先だけれども、こういう試合も乗り切っていかないといけない」と今後を見据え、今季台頭した24歳への期待の言葉を投げかけた。
自身も現役時、投手陣の大黒柱として長く活躍し、指導者としても多くの才能を伸ばしてきた佐藤氏。チームの白星と、選手の成長を両立させてきた重鎮ならではと言えるコメントとなった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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