「見るたびに安定している」交流戦で台頭した阪神若武者のバッティングを球団OBが絶賛!「高卒2年目とは思えない」

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前川はここ5試合で7安打。岡田監督(写真)の抜擢に結果で応えている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 岡田彰布監督率いる阪神がセ・リーグ単独首位に立ち、1か月が経過した。ここまで貯金も、12球団唯一、2桁となる16に上っており、混戦が続く交流戦でも勝ち越し、さらには優勝も見据えている。

 残り、2カードとなった交流戦ではここまで5勝6敗1引き分けという成績にとどまっており、特に、6月5日から11日に行われた7ゲームの中では、今季初の3連敗を喫していることからも勢いにやや陰りが見えた1週間でもあった。

【動画】「高卒2年目の選手とは思えない」と絶賛された前川右京が10日の日本ハム戦でタイムリーを放ったシーン





 本来、移動日の予定だった5日に、雨で流れていたロッテ戦が組み込まれたことで、前週から合わせ計9連戦となり、日程面が大きなハンデとなったことも試合結果に響いたとも言えるだろう。その中でもしぶとく勝ちを拾った試合もあり、交流戦も十分に優勝を狙える状況だ。

 そして、苦しんだこの1週間の戦いを経て、明るい材料も見いだせてきているという、球団OBの声も伝えられている。

 中日、西武、阪神で通算16年間の現役生活を送り、引退後は楽天の初代監督を務めた田尾安志氏が公式YouTube『TAO CHANNEL』を更新、6月12日に配信となった「自慢の投手陣に陰り?前川右京、本領発揮!」の中で、6月11日までの7試合を振り返っている。

 田尾氏は、過密日程となったことも踏まえ「失点の多い1週間だった。7試合のうち、4失点以上が4試合」として、投手陣で先発、リリーフとも打ち込まれる戦いが続いたと印象を述べた。

 その中でも、打撃陣では20歳の前川右京のバッティングを絶賛。6日の楽天戦で自身2度目のスタメンに起用されるとプロ初ヒットを打ち、そこから11日の日本ハム戦まで5試合で計7安打を記録している。

 田尾氏は「前川の打席は見るたびに安定してきていると感じた。ストライク、ボールの見極めもかなり良くなっている」とポジティブなコメントを並べた。

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