【元PRIDE戦士が語る】朝倉海が兄・未来のリベンジとなるボンサイ柔術撃破なるか、「RIZIN.30」バンタム級トーナメントの見どころ
9月19日にさいたまスーパーアリーナで行われる「Yogibo presents RIZIN.30」。RIZINバンタム級トーナメントの2回戦など、注目カードが行われる。
PRIDEなどで活躍した元総合格闘家の大山峻護さんは、「バンタム級は朝倉海選手というスターがいて、井上直樹選手のような次世代のエースも出てきました。今まで格闘技を盛り上げてきた実力のある選手も、やはりトーナメントに残っています。楽しみなカードがそろっているので、格闘技ファンとしてすごくワクワクしています!」と期待。今大会の見どころを聞いた。
大山峻護さん
第10試合 バンタム級トーナメント 2回戦/朝倉海 vs. アラン・ヒロ・ヤマニハ
RIZINバンタム級元王者の朝倉海選手と、6月の「RIZIN.28」で朝倉未来選手に一本勝ちをしたクレベル・コイケ選手やRIZINライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザ選手と同門のアラン・ヒロ・ヤマニハ選手によるメインマッチ。
「本人たちは意識していないでしょうけれど、周りは朝倉兄弟VSボンサイ柔術というストーリーを期待しますよね。弟の海選手がどう未来選手のリベンジをするのか、それともヤマニハ選手がクレベル・コイケ選手のように下克上を起こすのか、楽しみです。こういった、試合だけでなくその裏側にあるストーリーとか心情を追いかけて楽しむことができるのも、日本の総合格闘技(MMA)の良さだと思います。」
「朝倉選手は試合するたびに進化していて、6月に行われた「RIZIN.28」の試合もビックリさせられました。大晦日で堀口恭司選手に悔しい思いをした経験から、さらに強くなっていますね。ボンサイ柔術に対しても、自分のやるべきことをやる選手なので、何が足りないのか、何が必要なのか、何を伸ばしていくべきなのか、わかっていると思います。今回もさらに進化した姿を見せてくれると期待しています。」
「一方のヤマニハ選手は、クレベル・コイケ選手やホベルト・サトシ・ソウザ選手が一夜にして人生をひっくり返している姿を間近で見ているので、この一戦にかける覚悟は相当なものがあると思います。今まで苦労しながらもやってきたことが花開く、ビッグチャンス。柔術はもちろんですが、打撃もすごくアグレッシブな選手なので、朝倉選手とどうやりあうのか楽しみです。」