「僕たちのために犠牲に」巨人・大勢の意味深コメントが話題 読み取れるチーム内の「対立構図」とは
この大勢のコメントに関してはこんな声もある。
「開幕当初こそ良かったが、投手陣が崩れるにつれて、チーム内外で桑田投手チーフコーチの責任を問う声が多くなっていきました。そういった微妙なチーム内の空気がよく現れているといえそうです」(球界関係者)
開幕直後は山崎伊、堀田、赤星など多くの若手投手陣が初勝利をあげるなど好調だったが、5月以降は調子を落とした。ときをあわせて継投のタイミングを決める権限なども原監督にうつったとされる。
そのことで先発投手陣の早期降板、中継ぎ陣もマシンガン継投が相次ぎ、投手陣が疲弊する原因を招いたともいわれている。
苦しい状況で「防波堤」として桑田コーチは降板後の投手に必ず寄り添い、声をかけるなど励まし続けた。そういった姿勢は一部から「甘すぎる」と批判もあったが、投手陣にとってはシーズンの戦いで大きな支えとなったようだ。そのことを大勢のコメントが示していた。
全日程を終了し、チームの防御率は12球団ワーストとなる3・69と結果は出た。ほかにも今季はここぞというところでつながらない打線、主力の高齢化など様々な問題が浮き彫りになった巨人。3年連続のV逸は許されない。投手陣の立て直しを含め、どのように多くの課題解消に臨むのかも注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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