「那須川天心は努力の天才」RISE・伊藤会長が語る那須川の凄さとこれからとは
彼のファイターとしての人生を見て欲しい
そんな努力する天才・那須川が、伊藤会長と出会い、最も成長したのはどんな部分なのだろうか。
「全ての部分だと思いますね。
肉体も大きくなり、パワーなんかは高校時代と比べものにならないくらいついていますし、メンタル面も修羅場を経験して強くなっている。
距離の取り方も、元々上手だったものがさらに上達しているというのはありますよね。
僕が出会った時から7、8倍は変わっていますね。
人間面でいうと、考え方も変わってきたし、後は彼、周りの空気を読む力が凄いんですよ。
普段話す中で、相手の求めることや考えていることがすぐわかるんです。
そこは天心のお父さんの教育が凄かったという部分もありますよね。
やはり、那須川天心のお父さんは、那須川天心を作ってきた部分は大きいですね。」
その中で、この先、那須川が「超人」になるための課題について、伊藤会長はこう話す。
「不動心じゃないでしょうか。またメンタルの上限ってないと思うんですよ。メンタルは、経験すればするほど強くなると思うので・・・。
これから那須川天心は、色々な人に決定的な対策を練られたり、ターゲットにされる訳じゃないですか。
沢山のファンがいる一方で沢山の敵もいる。そういうものにこれからも不動心でいないとならない。天心に前に言っていたのは、『自分の弱みは自分が1番知っている。その中で自分が自分を倒すとしたらどうなるか。それを補えば、他人も自分と同じようなことを考える訳だから、そこを考えると変わってくると思う。』と話した事もありました。
これから外国で戦う際には、アウェー感が顕著に表れることもありますし、そういった揺さぶりにも不動心でいくメンタルが必要だと思いますね。」
そんな天心について、伊藤会長は応援してくれるファンに対し、こんな思いを語ってくれた。
「彼は自分の目標をクリアしたらまた次に行く。ゴール達成したらそこで終わりではないんです。
彼の中でこの先5、6年分ものスパンがあるわけなんですよね。
普通、22歳で自分のスパン通りに行かないですよ。
これから先はどうなるかわからないけど、それを天心は着実に歩んできている。
いずれボクシング の道へ進むかもしれませんが、彼のファイターとしての人生を見てもらい、一緒に応援してもらいたいなという思いはあります。」
経験してきたものが圧倒的に違う
そんな那須川が、27日、昨年大晦日ぶりにRIZINの舞台に登場する。
注目の一戦を前に、伊藤会長は試合展開について、こう話している。
「2Rまでに決着がつくんじゃないでしょうかね。
天心と皇治選手では経験してきたものが圧倒的に違う。
私含め、私のチームの考えが間違っていなければ2Rまでに決着が着くと思いますね。
特に皇治選手は実力は別として、あそこまで有言実行しているのはある意味リスペクトですよ。凄いです。ただ、リングに上がったらそれは通用しないので。そこが見所じゃないでしょうか。」
その中で、那須川への期待についてはこう寄せている。
「僕が最初に天心に言っていたのは、キックボクシング=那須川天心になれと。今は格闘技=那須川天心になって欲しいと思っています。唯一無二の存在になって欲しいですね。」
無敗の天才キックボクサー・那須川天心と、満を持してRIZINの舞台に姿を現す皇治。
格闘技ファン誰もが注目する一戦がいよいよ幕を開けるー。
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