佐藤琢磨が今季もインディカー続投 ただし、出場はオーバル5戦だけ

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2020年のインディ500で優勝した時の佐藤琢磨(ホンダ提供)

 今季も琢磨よりも年上のドライバーが参戦する予定。インディ500で4勝のエリオ・カストロネベス(ブラジル)は御年47歳でメイヤーシャンクレーシングにてフル参戦する。インディ500で1勝のトニー・カナーン(ブラジル)はインディ500だけのエントリーだが、48歳を数える。このほかにも40歳以上のドライバーとしてスコット・ディクソン(42)、エド・カーペンター(41)らがいる。

 琢磨は2017年、20年とインディ500で優勝。現地でリスペクトされているからこそ名門チームからオファーがあったといえる。ただし、フル参戦ではなく、5戦の限定出場になったことについては、昨季所属した中堅チームのデイルコインレーシングで決勝最上位5位、シリーズランキング19位と振るわなかったことが影響しているとみられている。

 インディカーシリーズは年間で争う選手権ではあるが、メインはインディ500で、この1戦に勝ったドライバーは、シリーズチャンピオンよりも名声を誇れるとの見方もある。オーバル限定ながら名門チームとタッグを組むことにした琢磨の選択肢が大当たりとなるかもしれない。

[文/中日スポーツ・鶴田真也]

トーチュウF1エクスプレス(http://f1express.cnc.ne.jp/)

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