佐藤琢磨が今季もインディカー続投 ただし、出場はオーバル5戦だけ
佐藤琢磨(ホンダ提供)
米インディ500で2勝をしている佐藤琢磨が、今季もインディカーシリーズに参戦することが決まった。所属はホンダ系の名門チーム「チップガナシレーシング」だが、出場するのは全17戦のうちインディ500を含むオーバルコースの5戦だけ。
2010年のシリーズデビュー以来、13シーズンにわたってフル参戦してきたが、昨年12月に行われたホンダのモータースポーツ活動計画発表会ではラインアップに入りながらも所属チームは未定だったため、去就が注目を集めていた。
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「2023年にチップガナシレーシングに加入できることに、言葉では表せないほどの期待と感激を抱いています。このチームはもう何十年にもわたってシリーズのトップに位置しているチームであり、言うまでもないことですが競争力の高さは圧倒的です」と琢磨はコメントした。
今年1月28日で46歳の誕生日を迎える。30代で引退するのがほとんどのF1と比べると選手寿命が長いカテゴリーでもある。特にオーバルコースは強いブレーキングを必要とせず常にハイスピードのマシンを操る。微妙な路面状況や気象条件でマシンのバランスが狂うため、経験を重ねて「引き出し」を多く持っているベテランの方が速いマシンに仕上げることができるとされており、40代になっても十分にトップ争いをする。