巨人・正捕手問題 大城が真の「正捕手」と認められる条件とは
(C)CoCoKARAnext
2022シーズンは4位と5年ぶりのBクラスに沈んだ巨人でV奪回のキーマンとして、正捕手候補である大城卓三捕手(29)の名前が挙がっている。
昨季は115試合に出場、打率・266、13本塁打、43打点。「打てる捕手」として存在感を示す一方で、「正捕手」としてはまだ認められないという指摘の声もある。
【関連記事】「若手のモチベーション低下も」 SBオフの大型補強が球界OBから疑問視される「理由」とは
4日までに更新されたYouTubeチャンネル「野球いっかん!」に出演した、昨季まで巨人のヘッドコーチを務め、今季からは作戦兼内野守備コーチに配置転換となった元木コーチは、大城に関して「打つほうではそこそこ頑張ってますけど、リードも勉強しなきゃいけない」とした。
その上で正捕手と周囲から認められるために大事なポイントとしたのは「グラウンドではチームをまとめなきゃいけない」とした。
元木コーチはかつての自身の現役自時代を振り返り「僕らの時代のキャッチャーというのは本当によくベース前に出て色々な指示を出していた」とチーム全体を見渡していたとし、大城にはまだそこまでの姿勢が見られないと指摘。
打つほうの成長はありながらも「『受ければいいでしょ?打てればいいでしょ?』という感覚だと思う」と捕手としての役割である、扇の要として細かいところまで目配りができていない部分が正捕手としては足りないところでもあるという。