「ミスも経験になる」Bリーグ・名古屋Dの齋藤拓実が語る“代表への想い”と“心と体”の整え方

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ミスをしても「考えすぎない事も大事」

――ここからは、「心と体」について聞かせてください。プレッシャーのかかる場面での対処法は?

「正直あまり深く考えた事はないですけど、楽しむことが1番だと思います。例えば、オリンピックやチャンピオンシップに出る事はなかなか経験できない事だと思うし、もしミスしてしまっても、それも経験になると思う。失敗してしまったとしても、ずっと練習してきたし、同じメンバーでずっと戦ってきたから、自分やチームを疑わないことが大事になると思います」

――上手くいかなかった時や、失敗した時の立ち直り方は?

「試合でミスしてしまった時に、何か明確な問題があるのであれば、自分の問題なのか、チームメイトとのコミュニケーションミスなのかを判断して、改善するようにしています。調子が悪い時はたくさんあると思うけど、そういう時に考えすぎない事も大事。そういった時はコーチに原因を聞くこともあるし、試合が終わってから自分の記憶やビデオから反省したりします。でも、考えすぎてしまった時は、好きな事でリフレッシュですね。美味しいものを食べたり温泉に行ったりする事で、体だけじゃなくて心もリフレッシュできるように心がけています」

――目標設定の仕方やモチベーションの保ち方は?

「優勝したい思いが強いので、そのために何が必要かを考えますね。ドルフィンズは、日々の練習のモチベーションが上がらない時もあったとしても、ヘッドコーチだけが注意するのではなくて、選手たちで自ら円陣を組んだりしてモチベーションを保つような文化ができています。自分もポイントガードなので、優勝するためにプラスになる事を日々、チームに言っているつもりです。そういう所が、目標をぶらさずいられる要因の一つかなと思います。個人の目標はそんなに考えてないですね。チームを勝たせられるポイントガードになれば、評価が自ずとついてくると思うので、チームを勝たせるために個人で何をやれるかを考えるようにしています」

――最後に、体のケアや心の整え方について聞かせてください。それぞれのケアは、どんなことを意識していますか?

「体のケアは、時間の許す限りトレーナーの方に見てもらっています。自分じゃ気づけない事もあったりするので、そういった部分をプロの方に見てもらってアドバイスをもらっています。あとは、温泉で体を休めるのが好きですね。オフシーズンなどに旅館に行ったり、銭湯に行ったり。体も心もリラックスできるので大好きです」

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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