「小林は多分1軍に残る」巨人正捕手争いの行方、甲斐入団で勢力図はどう変わる? 球界OBが着目する「ベテラン捕手の生かし方」
バッテリーを組む投手に対して、いかに気持ちをくんで心をあわせられるかが大事とした上で、昨年最も多く先発マスクをかぶった岸田にしても「甲斐の引き出しとはくらべものにならない」ときっぱり。チームでの優勝経験や侍ジャパンでも扇の要を務めるなど様々な試練を乗り越えてきたキャリアの豊富さが光るとした。
その上で昨年起用された3捕手に関しても「チャンスはある」とした。当初のスタートは甲斐メインでいくにしても、チームにいかにフィットできるかを首脳陣が見極めていく中でほころびを見せれば、当然チャンスは出てくるとした。
また昨年、「スガコバ」バッテリーでたくみなリードで菅野智之の最多勝をアシストしたベテランの小林に関しても言及。
「彼の危険の回避は甲斐よりもすごいと思う 甲斐のアドバイザー役になると思う」とコメント。定評のあるリードのたくみさを評価しながら、パ・リーグからセ・リーグに移ってきたことで当面はバッターの情報など含め補足が必要なことから、アドバイザー的な役割を担うと予想した。
その上で「小林は多分1軍に残ると思う」と明言。先発マスクなどの機会は昨年よりは減少しながらもチームを支える役割を全うすると見る。
小林は昨季は42試合に出場、全24登板でコンビを組んだ菅野と貯金12を作り、リーグ優勝を決めた広島戦でも最後までマスクをかぶり続けた。
気配り、目配り、広い視野といった意味でチーム内の評価も高く、1軍に欠かせない陰のキーマンともいわれる。
果たして目指す日本一奪回のために大事な捕手ポジションを阿部監督がどのように起用していくのか。引き続き、今季の大事なテーマとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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