ただ、その後、彼のプレーやコメントを聞けば聞くほど、そこは敢えて技術的な部分を細かく語ることはせず、最善の準備を行ったうえで、最後の最後はその瞬間、瞬間の感覚、感性を最も重要視しているという彼なりのメッセージだと感じました。
彼が自分の納得のいくある程度の好結果が出た時は、「打席の『感じ』が良かった」「ボールを見る『感じ』が良かった」「投げている『感覚』が良かった」という言葉を使っていました。
200日以上のブランクが空く中で、マイナーでの調整出場を経ず、まさにぶっつけ本番、大リーグの舞台で、いきなり3番DHでの公式戦出場という日本でも考えられない復帰を果たした大谷翔平。
復帰後3戦目でヒットを二本放ち、安堵の表情を見せる中で感覚の良さを語った彼に恐ろしい程の凄みを感じました。そこに天性の適応力と心地良くプレーする為に徹底的な準備を行ってきた努力の結晶を垣間見ました。
『感じの良さ』
『心地の良さ』
を大切にする24歳。
大リーグ挑戦2年目、大谷翔平の感覚はさらに研ぎ澄まされるはずです。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文:田中大貴]